and the truth shall make you free.

パール判事の功績

唯一国際法を知っていた判事

パール判事は東京裁判の為に連合国が派遣した判事の一人です。
他の判事が出来レース(fixed match)のように10人の判事が日本の有罪を主張する中で、パール判事ただ一人が日本の無罪を主張しました。


 

彼の見解は次のようなものです。
1)日本の戦争は自衛のための戦争である。
2)日本は組織的な虐殺を指示していない。
3)日本は国際法上特筆すべき戦争犯罪を行っていない。
4)この裁判は戦勝国による敗戦国へのいじめの裁判である。
5)太平洋戦争の遠因はアメリカ・ヨーロッパ諸国ががアジアを植民地化する為に進出したことにある。

(注) ここで問題にされているのは、日本の政治家や軍隊の指導者の罪について(すなわち日本国として何をしたのか)であって、現場現場で何の落ち度も無かったといっているわけではありません。

 

しかしながら、彼の判決文は判決に生かされることはありませんでした。
パール判事はこの東京裁判の結果を憂いでこのような言葉を語りました。

「日本の子弟がゆがめられた罪悪感を背負って、卑屈、退廃に流されていくのを私は平然として見過ごすわけにはいかない。歪められた彼らの宣伝の偽りを払いのけよ。歪められた歴史は書き換えなければならない。」