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島の問題が語る真相

日本が不当に悪く扱われていることを客観的に示す出来事として、領有権争いがある2つの島についての説明いたします。

 

1)尖閣諸島(中国名:魚釣島)

現在中国と領有権を争っている尖閣諸島(中国名:魚釣島)という島が東シナ海にあります。現在日本が実効支配をしていますが、漁船に偽装した中国の船や潜水艦が領海に侵入したり、活動家が上陸するなどして物議をもたらしています。

しかし、本来この問題はとてもシンプルで、たった2つの事実を知るだけでこの問題を理解することができるでしょう。

 

1)海底石油の埋蔵
この領有権の問題は1971年まで存在していませんでした。ただ、1968年に海底に膨大な石油が埋蔵されていることが発見された後に中国が領有権を主張し始めました。

2)国境線は誰が決めたのか
この島は現在日本が統治しています。しかし、それは日本が決めたことではありません。太平洋戦争後の日本は一時主権を戦勝国である連合軍に明け渡し、多くの領土を失い、国境線ですら自分で決めることができず、連合軍に言われるままの領土を受け入れさせられたのです。

では誰が国境線を決めたのでしょうか。それはもちろん第二次世界大戦の戦勝国です。それでは戦勝国とはどこの国でしょうか? 日本と戦った主な国はABCDで表される4カ国、すなわちAmerica, British, China, そしてDutchです。

これらの国々が戦勝国として日本を裁き、日本を分断し、国境線を定めました。つまり、戦勝国であった中国も、この国境線引きの当事者だったのです。

日本が尖閣諸島を統治しているのは、それは好むと好まざるとただ、中国を含めた戦勝国によって決められたものを管理しているだけなのです。したがって、この島が日本の領土であることは明らかです。

 

戦争が終わった後もアメリカは沖縄と周辺の島々を支配しました。27年たった後の1972年に沖縄は日本に返還されました。尖閣諸島は中国を含めた戦勝国によって決められた国境線によってアメリカに支配され日本に返還されたのです。それに対して日本は口を挟む余地はありませんでした。
日本は連合国から返還された尖閣諸島を統治しているだけなのです。

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2)竹島

日本海にある竹島(韓国名独島Dokdo)(English:Liancourt Rocks)と呼ばれる島を、現在韓国が不法占拠し、それが韓国領であると主張しています。

この島は、古来から日本の島であり、戦勝国によって国境線が再設定されたときにも日本の領土でした。1952年に日本が独立する直前に韓国初代大統領の李 承晩(Syngman Rhee)によって占領され今日に至っています。
そのようなわけで、あらゆる意味で、これは明らかな不法占拠です。
日本は、平和的な解決を求めて国際司法裁判で解決することを韓国に求めているが、韓国が逃げているのが現状です。


この島の問題が起こった原因は韓国だけでなく、連合国、特にアメリカにもあることは明らかです。なぜなら、韓国が「李承晩ライン」(Syngman Rhee Line)と呼ばれる領海の線引きをした1952年1月の時点では、まだ日本は連合国の占領下にあったからです。

アメリカがそれを許容したのは、それまで世界中でそうしてきたように、国家間を分断させ一致しないようにするという目論見に合致していたからでしょう。