and the truth shall make you free.

日本人が持つ赦しと前向きな性質

日本人は、戦争のことに対して、驚くほどアメリカやロシアを恨んではいません。

広島と長崎で34万人が大量虐殺された原爆を落としたアメリカに対しても、終戦間近のどさくさに参戦して強制労働の為に57万人を抑留したロシアに対しても、恨みの声を聞くことは日本ではほとんど無いことでしょう。

その理由のひとつは日本人の特性として「水に流す」あるいは「あっさり」という言葉に代表されるように、過去を悔やまず現状を受け入れて、先に進んでいこう。という思いがあるからです。

東日本大震災のときに、被災者が悲嘆にくれて終わるのではなく、前向きに生きる様子を目にされた方も多いことと思います。

また、相手を恨むよりも自分を省みるという精神を持っているからでもあります。もっとも、そのような良い特性が「日本人の性質が誤解を招く」という記事にあるように、逆に、日本人に罪責感を与える方向に動いてしまっているのも事実ですが。