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日本がまったく悪いことをしていないというのですか?

日本が背負わされている責めがどれくらいかの説明

日本がまったく何も悪いことをしていないと言っているわけではありません。しかし、日本が背負わされている悪いイメージというものは「どこの国でもこのぐらいの戦争犯罪はしている」という程度よりもはるかに多くの責めを負わされています。

 

(図1)

これは太平洋戦争(第二次世界大戦)において戦争犯罪という意味において、ある人がアメリカに比べて日本がどれほど悪いと感じているのかを表しているグラフです。
もっとも、人がどう感じるかについてはグラフ上で数字で表すことができるものではありませんが、ひとつの目安です。
どう感じるかということは、人によって異なるので一般化して表せるものではありませんが、いろんな人と話す中で理解していただけそうな数値を採用しております。

ただ、「戦争そのものが悪なのだからすべて悪」というように単純化はしないでください。戦争を起こすことも、国際法に則っている限り(すなわち相手が兵力であるなら)人を殺すことも合法なのですから。今回話しにしているのは違法や欺瞞についてなのですから。

 


 

(図2)

第2の図にあるこの緑の線は、戦時下においてどうしても避けることができない「誤爆」や「難民が発生する」といった、国際法に抵触しないけれど戦争の負の部分についてあらわしています。
このグラフにおいて目盛りが上に行けば行くほど悪いことをしたことを表していますので、つまりどこの国でもこの程度の過ちや悪というものは犯してしまっていることを意味します。

 


 

(図3)

第3の図では、戦争の中で散在する、捕虜の虐待などのいわゆる戦争犯罪に属することについてです。それは確かに残念なことですが、平時ではないのですから起こりうることです。
これについても、ここでは仮に日本とアメリカを同じぐらいの量にしておきます。

 


 

図4)

第4の図では、ここまで説明してきた事柄に加えて、日本が実際に犯した戦争犯罪や悪についてどの程度のものであるかを被験者に書き込んでいただきました。

 


 

(図5)

つまり、その人にとっては日本とアメリカを比較した場合、この赤い面積と青い面積ほどの違いがあるように感じているということです。

 


 

(図6)

ここで話を戻しましょう。
私が日本の正しさや、日本はよい事もしたと語る理由は、「日本は何も悪いことをしていない」と主張しているわけではなく、
この図における、不当に水増しされている日本の悪いイメージを取り除きたいだけなのです。