ノート1

崩壊時間と速度に関する重大な勘違い


[ツインタワー崩壊にかかった時間]

米国ではツインタワー崩壊にかかった時間を、たとえば「第1ビル11秒、第2ビル9秒」だとか「12秒と10秒」だとかのトンデモが信用されているようだ。崩壊にかかった時間を知るのに地震計の記録を使っているようだが、NISTにせよ911委員会にせよ、あるいはそれ以前に言い出した連中にせよ、米国政府関係者はもう痴呆状態としか言いようがあるまい。

そもそも地震計から「崩壊にかかった時間」を割り出そうなど無謀にもほどがある。「米国政府公式発表」がいかにイイカゲンな根拠を元にしているのか、はっきりする。上から落ちてくる物体が地面と激突した時のショックが地震波を作って地震計に記録されたとされる。しかし位置エネルギーの大きさを考えるのなら、400mの場所から落ちた物体と100mの位置から落ちた物体が同じ大きさのショックを作るわけがなく、また20mはどうなるのか、10mではどうか、ということになると、「崩壊終了」などはっきりするわけもない。

要は、米国政府関係機関の連中が、ただの一度もWTCビル「崩壊」のビデオを見ていない(少なくとも真面目に)、ということだ。こんなイイカゲンな「政府発表」の「崩壊時間」などに真面目に付き合うのは、それこそ時間の無駄でである。10秒だろうが8秒だろうが、それはあくまでも地震計に記録された振動の時間であり実際の「崩壊」の時間ではないのだ。それをまた、「真相解明」を叫ぶ人たちが「自由落下速度ですら9.2秒なのだから、10秒では速過ぎるではないか!」と大真面目に突っかかっていくとしたら、みっともないだけだろう。


ここでビデオを確認したい。(下線の部分でビデオにリンクするのでクリックしてほしい。)

まず「崩壊開始」は簡単に知ることができる。
第1ビルでは、このビデオで見ると、最初に上のアンテナがやや早めに変化を始め、そのわずか後に76〜77階付近から噴煙が出始め屋上が下がり始める。これが崩壊の開始と断定できるだろう。

第2ビルでは、このビデオこのビデオで、東側の角がつぶれその0.5秒ほど後から79階の噴出が始まるのでこれも分かりやすい。

ところが「崩壊終り」となるともはや厳密には判定不可能だろう。周囲のフロアー部分が崩れ終わった時も明らかにすることはできないし、その後にもコアの鉄柱構造が何秒間か残っていたりして、「一体どこまでを崩壊と呼ぶのか」によっても変わってくる。

ここでコアの崩壊を除く、ビル建材の瓦礫を激しく噴出させる様子がいつまで続くのかを調べてみたい。(NISTなどの政府機関がビデオで崩壊時間を調べない理由は分からないでもない。激しい水平崩壊を認めざるを得なくなるからだ。)

第1ビルでは、このビデオこのビデオ、あるいはこのビデオで、下の方から噴出する瓦礫の勢いが失われ全体に落ち着いていくのが開始15秒前後くらいからだろう。少なくともそれより前ではない。11秒や12秒ではまだ盛んに瓦礫を吐き出して崩壊している最中である。
また第2ビルでは、このビデオこのビデオから、同様に噴出の勢いが無くなっていく開始12〜13秒ほどだろうと思う。もっと長いかもしれない。少なくとも9秒や10秒では明らかにまだ建材を激しく吹き飛ばしている。

ただし、たとえば当日その場で崩壊を見ていた人の実感としては、いつから始まったのかがはっきりせず、「崩れている」と意識できてから10秒以内で終わったような感じになるのかもしれない。これらのビデオでもよほど神経を研ぎ澄まして何度も繰り返して見ないと、開始の瞬間を見逃してしまうだろう。


[「縦崩壊」のチョロマカシ:自由落下と比べる無意味さ]

そもそもがツインタワー崩壊と「自由落下」と比較すること自体がナンセンスである。

もしもタワーの上層階がそのまま落下しながら下層の階を押し潰していったのなら、いわゆる「縦崩壊」ならば、確かに自由落下と比較することには意味があるだろう。たとえば米国の有名な科学雑誌サイエンティフィック・アメリカンは 、何か知らんけどよっぽど複雑な計算をしたらしく、第1ビルの崩壊開始箇所が地面に落下したのが11.604秒、屋上が地面に着いたのが12.608秒と、ご丁寧に1000分の1秒単位まではじき出している。これは明らかに、崩壊開始箇所より上の部分がそのまま下層の階を押し潰していったことを前提としている。こういうのを「空論」というのだ。

実際には上層階はつぶれて姿を消し、崩壊開始箇所も屋上もゴチャゴチャになった。その後の動きをいくつかの方向からのビデオで詳しく調べてみると、上層階を作っていた建材は4秒〜5秒の間でビル外に飛ばされたと結論付ける以外には無い。さらに、その下の階にあった大量の建材も上の方から巨大な噴水のように次々と水平方向に吹き飛ばされ、その全てがビルからずっと離れた場所で巨大な雲を形作った

つまり、何一つビルの上の方から真下に向けて落ちたものはなかったのだ!

何も落ちていないのに、自由落下と比較して「速いか、遅いか」と議論して何になる??


自由落下と比較して重大な意味を持つのは第7ビルだけだろう。第7ビルこそ純然たる「垂直崩壊」なのだ。

そして米国政府とそのいわゆる「公式説」支持者達は、第7ビルについては「真っ直ぐに下に落ちた」事実から人の目をできる限り遠ざけるように、やれ何階が激しい火事だった、とか、やれどこに損傷があった、などばかりを強調する。

ところがツインタワーに関しては逆に「真っ直ぐに下に落ちた」ことを一生懸命に強調する。あらゆる手を使って人々の意識を「縦方向」に集中させようとし、事実から目をそらさせるのだ。

一部の「真相解明」を叫ぶ人達がコロリとこの手に引っかかって、自由落下速度と比べてどうなのかを議論する。こんな単なるチョロマカシに引っかかってちゃイカン! 横に飛んだものを縦に落ちるものと比較するのがいかに馬鹿げているのか、早く気付いてもらいたい。