作られた対立の構図
国際金融組織の戦略の一つは対立の構図を作り出すことです。
もっともお金がかかるのは戦争です。武器や補給品そして戦後の復興にお金がかかります。それは商売人にとっては大きなビジネスチャンスです。アフガニスタンやイラクをアメリカが破壊し、アメリカの企業が優先的に復興のビジネスに参入しているのを見るとそれがわかります。
ですから国際金融組織は常に民族や国々が対立する構図を生み出します。対立を生み出しては両方に金を貸して利益を得、支配権を増していたのです。
国際金融組織と一言で言っているのはその内容を分析して複雑にしないためです。その中には悪魔から指令を受けて悪魔の使徒として命令を遂行する人がいますが、ほとんどの人は何も知らずただ単に儲けの為に動いているのでしょう。
ロシア革命については、次回の「共産主義」についての教えの中で詳しく見ていきたいと思います。
ひとつの国が滅んでしまうなら、そこに貸していたお金が回収できなくなってしまいます。
国が存続しているなら、借金漬けにして支配することができますが、滅んでしまっては元も子もありません。それで、19世紀以降はある方法をとりました。それは対立を作り出しても決して滅ぼさないことです。
第二次世界大戦以降の世界の国境線を見ればわかるでしょう。国は消滅することはないのです。むしろ、南北、東西と2つに分かれています。対立する勢力の両方にお金を貸していれば儲けも2倍です。
国際金融組織はアメリカを通じて、それまで蒋介石の国民党軍を援助して日本との泥沼の戦争に引きづりこんでおりました。
毛沢東の共産主義勢力はそれまで日本と共同で戦うとの名目で蒋介石と共同戦線を張っていましたが、太平洋戦争終結後、蒋介石は勢力を失ってしまいました。なぜならば工作活動によって資金と武器の供給が立たれてしまったからです。
だからと言って、台湾に逃げ込んだ国民党軍を中国共産党軍はつぶしてしまうことはしませんでした。国際金融組織にとっては国がなくなってしまっては借金を回収できないからです。また、問題の種を残しておいたほうが都合が良いからです。
結果的にアメリカがしたことは共産主義の台頭を援助したことになります。
ある批評家はこういいます。「アメリカは中国大陸における利権の争いのために日本と戦争していたが、何も得ることができなかった。」
つまり、アメリカは国策としての舵取りは失敗に次ぐ失敗だったわけです。でもそれは、表の話であって、それは意図的にそのようにさせられたのです。
朝鮮戦争でどうして、北朝鮮は南軍を追い詰め、半島から追い出す寸前だったのに3日間攻撃をストップさせたのか?これは近代史の最大のなぞのひとつとされていますが、複雑な事情があったことでしょう。
他にいくらでも、不可解な動きと言うものを見つけることができるでしょう。
今はこの事にページを割きませんが、隠れた事情があることを知るなら、表面的なことだけを見て「もう過ちを繰り返さない」というのではまったく無意味であることがわかります。
手束先生がハーザーで連載していたような自虐史観から抜け出すための視点は役に立ちます。でも、たとえ隠された事実を知ったとしても、それは全体像ではありません。
「国際金融組織は日本に戦争をしてほしかった。」→「それゆえ日本の首脳部の中に工作員を送り込んでいた」などというような事実を知り、それを加味して初めて全体像がおぼろげながら現れてくるものなのです。これについては大きなテーマなので、別の機会に書きたいと思います。