2013年6月12日水曜日ザ・ガーディアン
NSA情報提供者、エドワード・スノーデン インタビュー


Q:なぜ、あなたは内部告発者になることを決めたのですか?

A: "NSAは、ほとんどすべてを傍受することができる基盤を築いてきました。
この機能を使用すると、人間が行うコミュニケーションの大半は
自動的にターゲッ トすることなく飲み込まれる。
もし、私があなたのEメール、またはあなたの奥さんの携帯電話を覗いてみたいなら、
’‘インターセプト’’を利用すればよいだけなのです。
それだけで、私はあなたの電子メール、パスワード、電話記録、
クレジットカード情報を取得することができます。

"私はこんなことが平気で起こるような社会に住んでいたくありません・・・。
私は私がやること、言うことすべてが録画されているような
世界に住んでいたくありません。
また、私は、こういうことを喜んでサポートしたり、
そういう状況下で生きていたくありません。


Q:しかし、’‘ボストン’‘(マラソンのテロ)のような、
テロ攻撃の可能性を減らそうとするための
「監視」の必要性ではないでしょうか?

A: 私たちは、どうしてテロが、’’新たな’’「脅威」であるのか?
と考える必要があります。
テロリズムは常に起こっていました。
’‘ボストン’‘のケースは「犯罪行為」です。
あの事件では「監視」の方が、昔ながらの警察の捜査よりも良いということには
なりません。警察も仕事はきちんと役割は果たします。


Q:あなたは自分を、もう1人のブラッドリー·マニングだと思いますか?

A :マニングは、古典的な内部告発者でした。
彼は、公共のためになる、という事に刺激されたのです。


Q:あなたが自分が行ったことは犯罪だと思いますか?

A: "我々は、政府の一部に十分な犯罪性を見い出してきました。
私に対して根拠のない申し立てをするのは「偽善的」だと思います。
彼らは、影響力ということについて、公の領域をせばめています"。


Q:これからあなたにどんな事が起こると思いますか?

A: "良い何もないでしょう。"


Q:なぜ香港に身を置こうと?

A: "私は、一人の’’アメリカ人’’である私が、
『不自由』な国として評価されている場所に
移動しなければならないというのは本当に悲劇的なことだと思います。
とはいえ、香港は中華人民共和国にもかかわらず、
「言論の自由」ということについて、強い伝統があります。 "


Q:リークした文書は何を明らかにするのですか?

A: "NSAは、アメリカにおける「監視」の範囲についての議会の調査に対し、
いつも嘘をついているということです。
上院議員、ロン・ワイデンと上院議員、マーク・ウードールが、
その規模について尋ねた時、NSAは答えを提供するための手段を持っていません、
といいました。
我々はその手段はを持っています。
そして私は、最も監視の目が厳しい場所を示す地図を持っています。
我々は ロシアからの通信よりも
本国(米国)からのデジタル通信の方をより多く収集しているのです。 "


Q:中国がハッキングしているという事に関する
オバマ政権の抗議はどうですか?

A: "我々はどこでも、誰でもハッキングしています。
我々は、『我々』と『そうでない人』の区別をしたいのです。
しかし、我々(スパイ)は世界中のほぼすべての国にいます。
私たちはと国々と戦争しているわけではないのです。’’


Q:国家の「監視」されているというのではなく、
安全保障制度を敷くというのは可能でしょうか?

A: "あなたは何ができるかのさえ気づいていません。
彼らに許される抗力執行の拡大は恐ろしいものがあります。
我々は通信機器に盗聴器を取り付ける事が出来ます。
あなたが、ネットを利用したら、私はあなたの通信機器(携帯、コンピュータなど)
を認識することだって出来ます。
もしあなたが、それらを防止したいと何か策を取ったとしても、
それを防止することは出来ません。


Q:あなたの家族はあなたがこの暴露を計画していることを知っていますか?

A: "いいえ私の家族は何が起こっているのか知りません...。
私が一番恐れていることは、彼らは私の家族、私の友人、
私のパートナーに危害が加わるということです。・・
私と関わっているいづれかの人に・・。

私は残りの人生、このことを背負っていかなくてはならないでしょう。
私は彼らとコンタクトできるようにするつもりはありません。
そうすれば、彼ら[当局]は、私を知っていた、いづれの人に対しても
攻撃的に行動してくることでしょう。そのことが私を眠れなくさせています。 "


Q:あなたは、いつ文書をリークすることを決定したのですか?

A: "もし、誰かが何か「虐待」的なことをやっていると知ったら、
あなたはそれを妨害しなくては、と考えるでしょう。・・。
「不正行為」をやっている、という意識は、積み重なっていきます。
ある日突然、そうしようと決めた訳ではありません。
それはごく自然なプロセスでした。

"2008年の米大統領選挙の時、多くの人々はオバマに投票しました。
しかし私はそうしませんでした。
私は民主でも共和党でもない小党の人に投票しました。
しかし、私はオバマの「約束」を信じました。
実は、私はこのことをもっと早く暴露するつもりでしたが、
彼の為に選挙を待っていたのです。
しかし、彼は前任者(ブッシュ)の方針を引き継ぐことを決定したのです。’’


Q:金曜日、オバマ氏は、「セキュリティ」と「公開性」のバランスについて
の議論は歓迎しながらも、あなたのリークに対しては非難をしました。
それに対するするあなたの反応はいかがですか?

A: "私の直後の感想としては、
彼は自分自身でこの事実をデフェンドする(守る)のに苦戦してるな、
と思いました。
彼は「正当化できないこと」を守ろうとしている、という事を
自身で分かっていたのです。


Q:あなたの暴露に周囲の反応はどうですか?

A: "私は、「安全保障(セキュリティー)」の名の下に抑圧されていた
これらの人権を守ろうとする事に対し、国民がこうも強く反応してくれた事に
驚いています。この暴露は、ウォルストリートで起こった
『ザ・オキュパイ(占領)』運動とは少し異なっています。
でも、7月4日に起こった『リストアー(復元)』と呼ばれる、
憲法の修正項、第4条の防御を目指し、ストリートで起こった
草の根運動がありましたよね。
あれは(ニュースサイトの)Reddit’’から発達したのです。
インターネットを経由しての反応は巨大で支援的なものです。 "


Q:ワシントンに拠点を置く外交アナリスト、スティーブ・クレモンズは、
首都のダレス空港で、4人の男が、自分たちが出席してきたばかりの
(あなたの)リークに関する「諜報会議」について議論しているのを耳にした、
とtwitterで言ってました。そのクレモンズのツイートによると、
そのうちの一人が、記事を書いた人間も、情報を提供した人間も両方とも、
『消失』されるべきだ、と言っていた、と書いているのですが、
あなたはそれについてどのように感じていますか?

A:"その話に対して、誰かが、『本当のスパイだったら、
そんなことを話すことはありません』とおっしゃっていましたね・・
ううん、、私はスパイです。
でも、(スパイは)そういう風に話すのです。
我々は、犯罪を「処理する」方法について、オフィスで議論したら、
後はそのプロセスを「遂行する」のみです。決定事項を「実施する」のみなのです。
彼らは『彼らを法廷に立たせるくらいなら、皿の上から蹴り落とした方がよい』
と言います。言うなれば、権威主義的な考え方なのです。 "


Q:あなたは、身元の置き場所について何か考えていますか?

A: "私ができる唯一のことは、ここに座って、
香港政府が私を追放しないことを願うことだけです...。
私は、共通の価値観を持つ国に亡命することを求めたいと思っています。
諸事情を最も満たしているのはアイスランドです。
彼らはネットの自由について立ち上がりました。
しかし、現地点では、私は自分がどこに行くか全く見当もついていません。

"彼らは国際刑事警察機構で令状を取る事ができます。
しかし、私は自分が米国の領域の外で罪を犯したとは思っていません。
それは明らかに自然と政治的なものになるだろうと思います。"


Q:あなたは結果的におそらく刑務所行きになると思いますか?

A: "私は刑務所行きになるリスクを受け入れずには、
こういう事は行うことができません。
あなたが、世界で最も強力な諜報機関に抗うとしたら、
リスクを受け入れずのはできないでしょう。
もし彼らが捕らえたいと思ったら、捕まえるまでそうするでしょう。"


Q:最初にリークした後からほぼ1週間、どのようなお気持ちですか?

A: "私は報道されているような不正行為に(自分も加担していたという)感覚は
正当化されたように思います。それは私に、(たとえ何が起ころうとも)
結果としてはアメリカのためになるのだという希望を与えています。
私は自分がたとえそうしたいと願っても、
再び、住み慣れた故郷、家に戻れるとは期待していません。"