ライト兄弟の飛行機と並んでワシントンDC航空宇宙博物館の大きな目玉の一つは1927年に人類初の単独大西洋無着陸飛行を実現したチャールズ・リンドバーグのスピリット・オブ・セントルイス号でしょう。
彼は私がもっとも好きなアメリカ人の一人ですが、その理由は彼が成し遂げた偉業だけではありません。彼は当時としてはバランスの取れた世界観を認識していたからです。
彼の父は共和党の国会議員でしたが周りの議員が買収されていく中で数少ない「連那準備制度」に強行に反対した人でした。
※連那準備制度についての参考記事:「金貸しども」が世界を支配している
ですからリンドバーグ自身もこの世の仕組みについてよく知っていたようです。彼は開戦前のドイツや日本にも訪問しており、豊富な経験からアメリカの参戦について反対していました。
歴史は常に勝者によって書かれるので、このような記録が残されていることはまれですが彼特有の強い正義感がそれを記録させたようです。また、彼は戦地にいながら他の軍人とは一線を課していたために客観的な見方ができたからでしょう。それについては「孤高の鷹」と言うタイトルで日本語でも出版されています。それを読むなら、旧日本軍が悪でアメリカが正義だと考えることがいかにバランスを欠いているかがわかります。