断食7日目・5月29日(土):網を整える

黙示録3:18 わたしはあなたに忠告する。豊かな者となるために、火で精練された金をわたしから買いなさい。


主は、生ぬるい信仰の人に「火で精練された金を買いなさい」と勧めています。

この金とは第一ペテロ1章7節に書かれた信仰の試練でもあります。

つまり日本のことわざ的に言うなら「苦労は買ってでもしなさい。」ということです。

信仰が精錬されることは何にも勝って尊いというのが天国の価値観です。


黙示録3章16節〜17節に書かれた「、あなたはなまぬるく、熱くも冷たくもないので、わたしの口からあなたを吐き出そう」という言葉が語られているのは特に「自分の状態を知らない盲目な者」に対する言葉です。

ですから、私たちにとって求められていることは、熱く燃えている事だけではなく、自分の状態をわかっていると言うことです。

つまり、表裏の無い正直な信仰と言うことです。

先日、「互いに重荷を負いあう」(ガラテア6:2)という聖書箇所を書きましたが、それに続く言葉は「自分を見せかけるものは自分を欺いている」(ガラ6:3)ということです。


今日、私たちに求められていることは、収穫のための網を準備することです。

そして、その網は繕われていなければならないのです。

マルコ1章19節でイエスの弟子となる人たちが網を繕っていたという描写があります。この「繕う」と言葉はギリシャ語で「カタルチゾ」です。その意味は「正す、和解する、整骨する」という意味です。この単語は(ガラテア6:1)にかかれた、あやまちに陥った人を「正してあげる」の部分に使われている単語です。


今回の断食は(ユダ1:20-21)から「信仰の土台を築く」ことについて書いていますが、その為に必要なことは、ただ単に、個人だけが立派になることではなく、自分の状態を吟味し、他の人を思いやり、和解し、時には正すことによって、健全なキリストの体全体を立て上げていくことなのです。