滅びゆくものへの祈り

■はじめに■ 

学びとデボーションのポイントを、今回の連鎖断食の期間中に毎日送ります。(正確には前日の夕刻〜夜にかけてに送ると思います) けれども、内容は深く、多岐にわたっておりますのですべて消化しきれないと思います。

ですから断食週が終わった後も1、2ヶ月、おそらく49日(7×7=49)ぐらいかけて振り返り、反芻していただけたらと思います。


エレミヤは泣きの預言者だといわれています。

彼は、崩壊していくイスラエルとともに運命をともにしました。

彼は活動を通じてなんとかイスラエルを崩壊から救い、立ち直らせようとしたわけではありません。彼は回避不能の地点にイスラエルが立たされていることを知っていたのです。

もちろん、すべての滅びを受け入れなければならないわけではありません。滅びにはいくつもの種類があります。

1) 新しく立て直すために神に容認されている自然界、政治、経済の滅び

2) 教会が間違った霊によって動いていることによる滅び

3) 霊的戦いと実際的な活動によって抵抗すべき種類の滅び

(3)については、これまでも祈る機会が多かったと思いますが、(1)(2)についてはもっと学んでいく必要があるのです。


それでも、エレミヤは単に「自分の国が壊れていく」見ているだけで、受け入れたわけではありません。

後に、バビロン(世の力)の滅びを宣言しております。逆に言うなら、世の力に対して対抗して祈るために、まず私たちが取り扱われなければならないことを物語っています。

第2コリント10章6節の御言葉はそのことを裏付けます。

(2コリント10:6) また、あなたがたの従順が完全になるとき、あらゆる不従順を罰する用意ができているのです。


それと同時に、彼の働きは次の世代につながるものでした。彼の働きの70年の後、ダニエルはエレミヤの預言に励まされて、祈り始め、そしてバビロン捕囚からの帰還、そして神殿の再建がなされたのです。


そのようなわけで、この終末の時代の滅び行く世界の中にあって私達はエレミヤの働きから学んでいく必要があるのです。

本編(毎日のでボーション)