4) 自分のあり方に固執しない

 

第2サムエル5章18節〜25節で、ダビデは戦いで成功を収めていましたが、彼は次の戦いをどうすべきか、主に伺いました。ダビデは、次の段階を主にゆだね、主が新しい戦略を彼に与えました。

その戦い方はいつも同じではありません。新鮮に戦略を受け取らなければならないのです。


私は「本」の出版に際して多くのことを学びましたが、そのひとつは自分のやり方に固執しないということです。

2009年に私は出版に際して単なる作品の写真だけでなく、そのまま印刷すれば本になるだけの文章も全てレイアウトしたデーターを準備しておりました。まだ、出版の当てもないのにそのようなことをしていた理由のひとつは昨今の出版不況の中で、ただみかんの写真だけを持ち込んでも、さらにデザイナーを雇い数十万円を支払ってまで本は作らないだろうと思ったからです。

けれども、決して少なくない理由は、自分のやり方、自分のスタイルを保ちたかったからです。つまり、他の人にいじられて自分を変えたくなかったのです。

けれども、この本が早期から注目されるようになった理由は単なる工作本ではなく絵本による物語になっているからです。

つまり、自分のやり方、こだわりを捨てることがヒットにつながったのです。


こういった出来事は、次の戦略や歩みにも大きな影響を持つものです。

私は夫婦のためのカウンセリングの本を出したいと願っているものですが、この5年間でその願いに変化があり、私自身が伸張させられているのを感じます。

@最初は)共同出版でいいのでキリスト教の出版社から出したい。

A次に)世の出版社で何とか出したい。

Bさらに)出すからには数万部売れなければならない。

へと変えられているのです。

この願いの変化は、現在ある原稿にさらに手が加えられなければならないことを意味しています。「もしドラ」という本が大ベストセラーになっていることに倣ってストーリー仕立てにしても良いかもしれないと思っていますが、それは私にとってこれまで以上のチャレンジであることを意味しています。


ですから、同様に霊的な意味においても、神の力が解き放たれるのを待ち望むためにも自分のやり方に固執するのではなく、また、過去における成功にしがみつくのではなく柔軟に変えていくものでありたいと思います。


デボーションのテーマ

1)あなたにとっての成功したことや実績は何でしょうか?

2)その実績を主にお返しして、別の視点、新たな視点から戦略を見直してみましょう。

3)この一年で苦しみに会ったことはあなたのこだわりを砕くためであったかもしれません。そこで学んだレッスンは何だったでしょうか。