(3)■ サタンのマーケットプレイスミニストリ

それではここで、サタンはどのようなMPMを持っているのかについて見ていきましょう。

MPM的な視点で見るなら、サタンは本来教会がするべきマーケットプレイスミニストリーを最大限成功させていることがわかります。

「サタンは神の働きをまねるもの」この表現は教会に対する教えとしてはよいものです。

出エジプト記の中で、パロの魔術師は奇跡を行いましたがそれはいつも神の奇跡をまねたたものでした。

また「日本の国旗について」という記事の中でサタンは先に良い物を自分のものにして、クリスチャンがそれを避けさせようにしてきました」という文章を引用したように、サタンは教会のするべきことを先回りしています。


でも、私が言いたいことはそれをさらに進めたものです。

話を進める前に少し整理をしたいと思います。

現在、教会で内で、また家庭の集まりなどの小グループで神が礼拝され御言葉が語られています。それらは霊的な活動にカテゴリ分けされるものであり、一般的な社会活動とは一線を画するものです。

そういった霊的な活動と、クリスチャンが行っている(神の名を一切出さない)マーケットプレイスミニストリーの比率はどのくらいでしょうか? 私も正確にはわかりませんが、ある教会では9:1ぐらいでしょうか、どんなに多くても5:5程度だと思います。

それではサタンの教会(サタニスト)が行っている霊的な活動と彼のマーケットプレイスミニストリーの比率はどの程度でしょうか。きっとその比率は幾千倍もの数になってしまうことでしょう。

サタンの活動と教会の活動の大きな違いは、未信者がその活動を通じて知らないで神に奉仕している数より、サタニストではない人が知らないでサタンに奉仕をしている数のほうが圧倒的に多いことです。

もっとも、人の活動のすべてがはっきりとサタンに奉仕か、神に奉仕に分けれるわけではありません。残虐なスペインの植民地支配であっても、マヤやアステカの偶像崇拝と生贄をやめさせることになったわけですから。

「全世界は悪いもの(サタン)の支配下にある」と聖書に書いているので、われわれは日常的に普通にしている活動であってもそれは知らず知らずにサタンに奉仕していることになるのを避けることはできません。

以前、「お金(金融)のシステムとは何か?」という記事の中で、クレジットカードが統一政府、統一銀行の樹立を促進させるという話を以前書きました。また、それ以前にお金のシステムそのものが、人類最大の詐欺であるという記事も書きました。

つまり、極端な言い方をするなら、クレジットカードを使っているだけでサタンに奉仕をしていることになるのです。

※ もちろん、使ってはならないという意味ではありません。ただ、どのような普通の行動、よい行動であってもサタンは用いることができますし、その逆もあるのです。

ちなみに、そんな社会の中にあっても責めを受けることなく平安に生きていけるようにきちんと神は第一コリント5章10節という御言葉を下さっています。

私達は、この世に遣わされているのですから、この地上で普通に生活をして活動することができるのです。


私たちがMPMを行うにあたって、ある部分がサタンに用いられるのを完全に避けることは難しいかもしれません。ですから、私たちはダイナミックに活動するにあたって、メリットデメリットを把握する必要があるのです。

多くの良心的なクリスチャンは自分はどのようにしたら神を喜ばすことができるだろうかについて考えます。しかし、今日私たちの行動の基準はそれだけではなく、自分の行動の中にサタンをよろこばすことがないかどうか吟味することでもあるのです。


たとえば今日でも盛んになされいてる(特に韓国中国に対する)教会の謝罪運動は「人権侵害救済法案」という戦後最大の悪法を通過させてしまうことの温床となっているのです。

 

今日の御言葉

(マタイ10:16 いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。


デボーションガイド

(1) 神の前にへりくだり見分ける力を求めましょう。

(2) 一見正しく見えるが結果的にサタンを喜ばしている行動は無いかどうか吟味しましょう。