マーケット・プレイスミニストリー(MPM)の実際

さて、これまで3回に分けてサタンのMPMについて見てきました。

グローバルレベルのサタンの支配を学ぶ理由は本来神が教会に与えた神の命令である「いっさいのものを支配する」(エペソ1章23節)を彼らはすでに実行している事を理解するためなのです。

だからといって「大淫婦の正体」という記事にあるように金融が世界を支配しているからといって、クリスチャンが今サタンに替わってそれを支配できるというわけではありません。

黙示録12章7節に竜との戦いが記されているように、その領域は最終的に神ご自身が戦われる領域だからです。

ただ、大きな鳥瞰図的な視点で全体を見たうえで、われわれが何をするべきか、そして何を要求されていないかを知る必要があるのです。


サタンのMPMは「人の欲」という原動力と「お金・金融」という血液によって推進されてきましたが、神の国はそうではありません。

へりくだり、愛、犠牲、によって成り立っているのです。われわれのするべきことは昔から変わっておりません。

ただ、事を成し遂げるには、目先の必要を満たすだけのビジョンではなく大きな視野が必要です。これまで教会がしてきた働きと同じ事をするとしても、その働きを裏付ける大きな視野が必要なのです。


私たちの教会がしている働きを例にして解説しましょう。

(1)インフォユース・ミニストリー 

この説明にあるように単なる若者への性の啓蒙活動ではなく姦淫の霊に対する霊的戦いなのです。

(2)ススキノ宣教ネットワーク 

この説明にあるように、札幌のもっとも闇の部分に触れていく霊的戦いです。

(3)

夫婦のためのミニストリー 

これは単なる良い教えではありません。現在執筆中の本を書き始めたもともとの動機は、神との親しい交わりを教えるためなのです。それを伝える例えとして地上における神と人との雛形である夫婦の関係に目を留めました。ですからこれは預言的でありスピリチュアルなルーツを持っているミニストリーなのです。

(4)養子

昨年受け取った私たちの養女は1歳になりました。そのいきさつを書いた証にあるように、これは非常に霊的であり、預言的であり、とりなしのミニストリーなのです。

(5)スーパーキッズクラブ

毎週行われるこのアウトリーチを通じて、小さな子供を持つ若い母親たちにミニストリーをしています。そこでは毎回「子育てコーチング」が行われ、未信者の母親たちへの弟子化がなされているのです。

(6)英語を学ぶこと

私達の教会では英語を学ぶことを非常に励ましています。それは非常に便利な道具であるだけでなく、日本という小さな視点だけでなく、広い視野を持つためにも有用です。

(7)ホームスクーリング

サタンのMPMの中心のひとつである教育を取り戻すための手段です。ホームスクーリングで健全に育てられるなら、世の価値観に染まっていない強力な神の兵士を建て上げることができるのです。


このような働きを「伝道のための良い方法」という枠に閉じ込めてしまうのではなく、さらに大きな視点で見ていく必要があるのです。


デボーションガイド

1) 今、それぞれの教会、個人がしている働きを見直し、これまで見てみたMPMの視点から神がなさろうとしている御業を知りましょう。

2) MPMという視点から、自分に何ができるかを思い巡らしましょう。

3) 自分の中に神の働きを妨げるもの(へりくだり、愛、犠牲に逆らうもの=批判やねたみ劣等感、自己中心的考え)があるかどうかを吟味しましょう。