■2日目 「聖霊の促し」

エステル記の登場人物は「エステル」=神の民、「王」=神様を象徴していることについて前回見ました。そして「モルデカイ」は聖霊を象徴しています。

エステルは王宮で安穏と暮らしていましたが、モルデカイによってユダヤ人の現状を聞かされました。(エステル4章7〜8節

聖霊の働きは眠っている教会に目覚めを与えます。
聖霊はとりなし手に何について祈るべきかの情報を与えるのです。


われわれ人類は現在大きな危機に立たされております。

アメリカの債務の問題、この2月にも再び借金返済の期限が来ております。今回も切り抜けるだろう」と多くの人が思っていますし、多分そうなるでしょう。しかし、それはただ、問題を先延ばしし、また、 さらに大きな借金を負うことになるのです。

にもかかわらず、多くのクリスチャンが切迫感を持ってはおりません。

もちろん「試練の時には、あなたを守ろう」(黙示録3章10節)という神の言葉は真実ですから、心配しすぎる必要がないといえばその通りです。

しかし、一部のクリスチャンは短絡的に、これから日本に来ようとする「リバイバル」と「終末の患難」、「イエスの再臨」を数年の単位の一セットと捕らえています。

そうなってしまうと、世の中が悪くなっていくことが「再臨の兆し」だと考えてしまうのです。

私は、多くの人が考えるより、もっと長い単位で考えるべきだと思っています。

近い将来アメリカのデフォルトや経済混乱が起こったとしても、それは終末の患難ではありません。しかし、サタンは「もうすでに時が来た」と思わせて、クリスチャンを現実から目をそらそうとたくらんでいるのです。

あえて言うなら「主の再臨はまだ」なのです。

「再臨はまだ」だと言うと霊的でないと思われるかもしれませんが、次の御言葉(マタイ24章26節)にあるようにサタンは惑わしを行い、フライングさせようとしますから気をつけなければなりません。


いずれにしても、我々は、霊的な啓示だけでなく、現状の世界情勢も見る必要があります。それもまた、時のしるしのひとつだからです。

デボーションのテーマ

1) 聖霊の働きを歓迎しましょう。

2) 世の現状に対して目を開くと同時に、神による平安を受け取りましょう。

3) 霊的なしるしと時のしるしの両方見る目を主に求めましょう。