■2日目 「聖霊の促し」
エステル記の登場人物は「エステル」=神の民、「王」=神様を象徴していることについて前回見ました。そして「モルデカイ」は聖霊を象徴しています。
エステルは王宮で安穏と暮らしていましたが、モルデカイによってユダヤ人の現状を聞かされました。(エステル4章7〜8節)
聖霊の働きは眠っている教会に目覚めを与えます。
聖霊はとりなし手に何について祈るべきかの情報を与えるのです。
にもかかわらず、多くのクリスチャンが切迫感を持ってはおりません。
もちろん「試練の時には、あなたを守ろう」(黙示録3章10節)という神の言葉は真実ですから、心配しすぎる必要がないといえばその通りです。
しかし、一部のクリスチャンは短絡的に、これから日本に来ようとする「リバイバル」と「終末の患難」、「イエスの再臨」を数年の単位の一セットと捕らえています。
そうなってしまうと、世の中が悪くなっていくことが「再臨の兆し」だと考えてしまうのです。
私は、多くの人が考えるより、もっと長い単位で考えるべきだと思っています。
近い将来アメリカのデフォルトや経済混乱が起こったとしても、それは終末の患難ではありません。しかし、サタンは「もうすでに時が来た」と思わせて、クリスチャンを現実から目をそらそうとたくらんでいるのです。
あえて言うなら「主の再臨はまだ」なのです。
「再臨はまだ」だと言うと霊的でないと思われるかもしれませんが、次の御言葉(マタイ24章26節)にあるようにサタンは惑わしを行い、フライングさせようとしますから気をつけなければなりません。
1) 聖霊の働きを歓迎しましょう。
2) 世の現状に対して目を開くと同時に、神による平安を受け取りましょう。
3) 霊的なしるしと時のしるしの両方見る目を主に求めましょう。