■5日目 断食は導きと突破の土台
聖書の中に神の導きを求めて断食をしたという記述があります。
「私たちとしては、どうすればよいかわかりません。ただ、あなたに私たちの目を注ぐのみです。」(20:12)
この言葉は、モアブ人とアモン人の脅威にさらされたときにヨシャパテ王が語った言葉です。
自分の力では解決しえない問題に出会ったときこそ、それは神が力を現される大きなチャンスです。
彼らは主を求めました。その結果、ご存知のように賛美隊を前にして、主に感謝をささげるときに主が敵を混乱させたのです。
(第二歴代誌)
この時に預言者が大きな役割を果たしました。そのことは第二歴代誌20章20節で「預言者を信じ勝利を得なさい」といった言葉に表されています。
その預言者の言葉とは第二歴代誌20章14節〜17節の言葉を言っているのでしょう。
その預言に励まされた民は第二歴代誌20章18節〜19節にあるように、主への賛美と礼拝に導かれたのです。
この章の中に主が我々に導きを与えて突破を与える方法が描き出されています。
1) 断食によって霊的な雰囲気が作り出されます。
2) それにより預言の言葉が語られます。
3) 単に預言が語られるだけでは大きな効果がありませんが、良い霊的雰囲気が作られたがゆえに、民がそれを肯定的に受け取ったのです。
4)そして、それが民を礼拝賛美へと導きました。
その結果どうなったでしょうか?
敵が混乱し、互いに同士討ちを始めた(20:22-23)のです。
敵が同士討ちをするなら、どれだけ多くの敵が押し寄せたとしても我々の勝利は確定したものなのです。
今の日本は、難しい戦いの中にいるように見えますが、たとえどれだけ多くの敵に囲まれたとしても、敵が混乱させられるならそれは問題ではないのです。
また
20章21節で賛美と感謝がなされているので、この章は「賛美」と「感謝」の重要性についてよく引用されますが、それ以前に断食が布告されていたことを忘れてはなりません。
それと同時に、断食をしたり、預言が語られたとしても、それだけでは(いわば)神からのエネルギーが充填されただけの状態にすぎません。
その力が勢いよく発揮されるためには、賛美、祈りといったクリスチャンとして極普通の事柄をしっかりとしていく必要があるのです。
1) 断食という土台の上に建て上げていきましょう。
それは、賛美、祈り、感謝、預言的な言葉、御言葉の宣言などです。
2)過去に与えられた預言をもう一度引っ張り出して宣言しましょう。