(06) 1日目 6月1日 
神に従うことが霊的戦いの土台

霊的戦いと言っても、何かいつも悪霊と直接対決しているわけではありません。
聖書はサタンに対してどのように立ち向かうように教えているでしょうか?

(ヤコブの手紙4:7) ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。

神に従うこと、これこそ、第一段階としての霊的戦いであると聖書は告げています。
逆に言うなら、聖書を学び、神に従った歩みをするときに、それは自然な形で自動的に霊的戦いをしているということです。あなたが神に従っているだけで、サタンは尻尾をまいて出て行っているのです。

人類最初のサタンとの接近遭遇の出来事を思い出してみてください。
そう、アダムとエバがサタンにそそのかされて、食べてはならないといわれていた実を食べた出来事です。
このときサタンは、禁断の実をむりやり食べさせたわけではありません。
また、アダムとエバがすべきだったことは、神の御名によってサタンに出て行くように命じることでもありませんでした。
彼らにとっての戦いは、神様の命令を守るかどうか、ただ、それだけだったのです。
多くの霊的戦いはこのようなものです。実際に私たちに必要なのは神様とその御言葉を信じるという信仰の戦いだったのです。


霊的免疫力を増進させる

悪霊と病原菌には似た部分があります。
病原菌はどこにでもありますが、いつでも誰でも病気になるわけではありません。
免疫力が低下したときに病気になるのです。

同様に、悪霊も、私たちの心の隙をいつもうかがっております。(1ペテロ5:8)だからといっていつも攻撃にさらされているわけではありません。霊的免疫力が低下するときにやられてしまうのです。

ではどのようにすればよいのでしょうか?
その解決策も、病気のケースと似ています。すなわち、病気にならないためには睡眠をとること、、栄養をとること、適度な運動、よく笑うこと、、、などといった日常生活の中の普通の行動です。

霊的戦いも同じようなものです。クリスチャンが霊的免疫力を低下させないためにすることは特別なことではなく、普段からの神との関係、御言葉にとどまること、祈り、賛美することといった普通の行動の中にあります。
ですから、まず、いいたいことは霊的戦いの基本はクリスチャンとしての日常生活にあるということです。祈り、賛美し、御言葉に親しみ、交わること、教会に集うことこれらの土台の上に霊的戦いの教えというものが存在します。


デボーション

(1)サタンに隙を与えないために神に従わなければならない分野が何かを主にたずねましょう。

(2)霊的免疫力のアップの為に、クリスチャンとしての普通の行動、(祈り、賛美し、御言葉に親しみ、交わること、教会に集うこと)を心がけましょう。