第35回連鎖断食と祈り

第7日目: 砕かれた心で待ち望む

10月4日(土)はユダヤ暦のヨム・キプール(大贖罪日)にあたります。

ヨム・キプールとは(外部リンク)

この日イスラエルでは普段は宗教に興味の無い人も断食をするなどして身を戒めます。

旧約聖書では大祭司が年に一度民のあがないをする日(出エジプト記30:10)(レビ記16:2-20)(レビ記 23:23-32)(レビ記25: 9)(民数記29: 7-11

新約聖書にて、この日の記述はキリストにあって成就されたことが記されています。(ヘブル7:27-28) (ヘブル9:7-15) (ヘブル9:23-10:20


■ 神に喜ばれる心は砕かれた心です。

詩篇 51:17 神へのいけにえは、砕かれたたましい。砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。

■ 神が共に住まわれる心は砕かれた心です。

イザヤ57:15 いと高くあがめられ、永遠の住まいに住み、その名を聖ととなえられる方が、こう仰せられる。「わたしは、高く聖なる所に住み、心砕かれて、へりくだった人とともに住む。へりくだった人の霊を生かし、砕かれた人の心を生かすためである。


ダビデはどのようにして「ダビデの天幕礼拝」に導かれたのでしょうか?

詩篇132篇全体)を通じて、ダビデが「天幕礼拝」に導かれた次第が描かれています。

1節にあるように彼は「苦しみの人」でした。この苦しみを意味する「アナー」は飢え乾いている人、心が砕かれた人を意味します。

参考マタイ5章3節

132篇5節にあるように、彼は「御住まい」(ヘブライ語で幕屋・臨在のある場所 )を見出しました。

彼はダビデの幕屋を建て上げるまで眠らないと言ったのです。

6節にあるように「ヤアルの野」に契約の箱があるのを見出しました。そして彼は(第2サムエル記6章1節〜23節)にあるように契約の箱を箱び上げダビデの天幕形式の礼拝を始めたのです。


この業績の始まりはダビデに与えられた主への飢え渇きと砕かれた心です。

もし、私たちの心が砕かれているとするなら、それをきっかけに、主はあなたを通じて大きな業績をなされるのです。