(4)理性を作用させること

4日目:3月21日(水)

今回の教えは音声によるティーチングの補足として書かれた物です。全体像を知るためにぜひ音声でお聞きください。(MP4)

(前半)解放のミニストリー(働きのあらましと、前置きの説明) 50分

(後半)解放のミニストリー(具体的なステップについて) 50分


祈りの課題

1) 祈りをするときに、知性も用いて祈りましょう。(1コリ14章16節)

2) 私達は霊、魂、体の三つで構成されていることを理解し、普通の生活の中の普通の行動も大切であることを知り、それらが守られるように祈りましょう。(1テサロニケ5章23節)


足場が取り除かれたらその次のステップは、悪霊に出て行くように命じることです。それは難しいことではありません。なぜならばキリストの御名には権威があるからです。しかし、その前にいくつかのことを説明しておきたいと思います。

今回のタイトルにあるように、その人にきちんと意識があり、理性がある状態でミニストリーをすることが大切です。
悪霊に出て行くように命じるときに、悪霊が抵抗する場合があり、それが悪霊現象というか、意識がもうろうとしたり、叫んだりする場合があります。
多くのひとは、それは悪霊が抵抗しているのだから、さらにがんばって大声を上げたり、押さえつけたりなんとかそれに抵抗しようとします。しかし、それは正しい方法ではありません。

ミニストリーをする場合は、その人にきちんと意識があり、理性、知性がきちんと作用している状態ですることを努めましょう。

これは悪霊を追い出す段だけでなく3番の断ち切りの祈りをするときにも同様です。

たとえば、わかりやすい例を挙げるなら、ある人が傷つけた人を赦す祈りをしようとしましたが、それを声に出すことができませんでした。それは悪霊的な力によって舌が押さえつけられたからです。

その時にどうするべきか? その人の頭に手を置いて異言で祈り続けることは有効でしょうか? 悪霊に対してその人を解き放つようにしかりつけるべきでしょうか? もちろんそのような方法がありますし、それがうまく行っているミニスターもいます。

しかし、ここで教えている方法は、普通の人が普通に悪霊を追い出すことができるようにするための方法です。

十分油注がれていなくてもできる大変有効な方法があります。それは、その人の理性を回復させることです。


もし、その人が理性を失っているなら、それを取り戻してあげることです。つまり、その人の名前を呼ぶとかして落ち着かせることによってです。必要であるなら、中断してコーヒーを飲むのも良いでしょう。落ち着いてから改めてそのようにすればよいのです。