7日目:3月24日(土)(7)教会生活

今回の教えは音声によるティーチングの補足として書かれた物です。全体像を知るためにぜひ音声でお聞きください。(MP4)

(前半)解放のミニストリー(働きのあらましと、前置きの説明) 50分

(後半)解放のミニストリー(具体的なステップについて) 50分


祈りとデボーション

1)教会にしっかりつながりましょう。

2)御言葉から自分自身のアイデンティティーを受け取りましょう。


(7)教会生活とフォローアップ

通常の解放のミニストリーにおいては、最後のステップはフォローアップです。すなわち、聖霊に満たされるように祈ったり、新しい歩みについて説明することです。イエス様も「もう罪を犯してはなりません」(ヨハネ5:14)と語ってその後の歩みについて説明されました。

ヨハネ5:14 その後、イエスは宮の中で彼を見つけて言われた。「見なさい。あなたはよくなった。もう罪を犯してはなりません。そうでないともっと悪い事があなたの身に起こるから。」

マタイ12章43節-45節には フォローアップが適切になされていないと、出て行った悪霊が戻ってきて、以前より悪い状態になってしまうことについて書かれています。

しかしながら、実際にフォローアップの働きと言うのは悪霊の追い出しをした後に数分間説明したり、ミニストリーしたりするだけのものではありません。

ですから通常、最後のステップは単に「フォローアップ」とするところを今回は「教会生活」にした理由はこれです。

教会につながり、その覆いのものとでミニストリーされる必要があるからです。悪霊の追い出しをしたにも関わらず状況が改善されなかったり、むしろ以前より悪い状態になることがよく見られるからです。

霊的な天の窓が開かれている国においては、悪霊が出て行ったらそれだけで、その後の歩みが軽い場合がありますが、日本のように霊的に圧迫が強い国においては、ただ、それだけですまないことが普通です。

解放のミニストリーで取り扱うのは霊的な問題です。ですから、霊的に軽くなったとしても、心の癒しや、思考パターンが変えられているわけではありません。
霊的に変えられている分、以前より難しくなることもあるのです。
それは主に次の三つの理由によって起こります。


@ バランスが崩れる
人は束縛の中で生きていたとしても、それを人生の一部として形作られていました。しかし、解放を受けると、そのバランスが崩れてしまいます。それゆえ、たとえ霊的には完全に解放されていたとしても、心のバランスが取れず、怒りを感じたり、不安を覚えたりすることがあるのです。

A心の傷やトラウマがあらわにされる
解放の働きとはたけのこの皮を一枚一枚はいでいくようなものです。表面の一枚をはいだからと言ってそれで全てが解決するわけではありません。それによって覆われていて見えなかったものがあらわされてきます。通常の心の癒しのカウンセリングでおいても悪霊の追い出しを伴う場合がありますが、悪霊を先に追い出すということは、取り扱わねばならない心の問題を先送りにすることを意味します。ですから、多かれ少なかれそのような心の癒しのミニストリーも必要とするのです。

B 他の霊的束縛が現れる
多くの場合、霊的束縛はひとつではありません。そして一回のミニストリーで全て解放されるとは限りません。多くの場合、その後も神様の解放の業は続きます。もっとも、必ずしも解放のカウンセリングと解放のステップを経なければならないわけではありませんが。神の解放の業はいろいろあり、ヤコブ4章6節7節にあるように単に御言葉に従うことも 悪霊に対抗する手段からです。

C 霊が開かれる
霊的に開かれたことによって、インスピレーションを多く受けることがあるかも知れませんが、それが神様からのものとは限りません。つまり、間違った霊に導かれる場合があるということです。

D 高慢になる
自分が変えられたということで高慢になることがあります。また@の理由によって霊が開かれるなら霊的高慢になることもありえます。