6日目: 自分にしてくださった神様の恵みを思い起こす
詩篇
42:4 私は自分のうちで思い起こし私のたましいを注ぎ出しています。私が祭りを祝う群衆とともに喜びと感謝の声をあげてあの群れと一緒に神の家へとゆっくり歩んで行ったことなどを。
42:5 わがたましいよなぜおまえはうなだれているのか。私のうちで思い乱れているのか。神を待ち望め。私はなおも神をほめたたえる。御顔の救いを。
この詩篇の作者は落ち込んでいる中、神様をしたい求め、祈りの中で、かつて神様がしてくださったご自身の御業を思い起こしております。
しかし、ある人たちにはこのメッセージが響かないかもしれません。
というのも、良かったことを思い出しても、それは、現実逃避であったり、過去の栄光にすがっているように見えるからです。
確かにキリストを信じる以前であったならそうであるかもしれません。
しかし、神様を信じる者いとってはそうではありません。
なぜなら後の栄光は過去のものよりも勝るからです。
イスラエルの民がバビロン捕囚を経て、イスラエルの地に戻ってきて、再び神殿を建設しました。
それはイスラエルの復活を現す意味深い瞬間でしたが、世代によってその反応は異なっておりました。
新しい世代のものは手放しで喜んでおりましたが、(ハガイ2:3)に書かれたように古い世代の人たちは昔の栄光に満ちた神殿と比べてあまりにもしょぼいので悲しみの涙を流したのです。(エズラ 3:12-13)
しかし、神様が求めているのは真の礼拝者であって、見た目の豪華さではありません。
この小さな再建された神殿を通じて神様は栄光を現してくださるのです。
事実主は、(ハガイ2:6-9)で「後の栄光は、先のものよりまさる」と語っておられるのです。
ですから、今の自分の状態と、過去の自分とを比べてはなりません。
たとえ見た目には劣っていたとしても、試練を通じて変えられたあなたの今の姿は、先のものより栄光に満ちたものなのです。
良いことにつれ、悪いことにつれ過去を振り返ることは時には痛みを伴います。
しかし、どの瞬間においても、また、今に至るまで主の恵みは朝毎に新しいことを知るなら大きな慰めを受けることでしょう。
デボーション
過去の神様の御業を思い起こしましょう。
救いの体験を思い起こしましょう。それを書き出すことは大きな助けになります。
自分の救いのあかしを、他の人に伝えましょう。これは思い起こすことであり、救いの感動を再体験することでもあります。