とりなし通信:009 2008/04/18

2月22日(金)合同賛美と祈りの集会で分かち合った事の要約

祈りの祭典とジー工イトサ三ットへの祈りに向けて。断食の意味について。

2008年5月28日(水)は「ジー工イトサ三ット」の40日前です。その日から40日の連鎖断食を諸教会合同で行うことを計画しています。

断食の祈りは、とりなしの為の有効な武器ですが、この7月に行われる「祈りの祭典」と「ジー工イトサ三ット」においては特に重要な意味があります。それに関連して断食の祈りの重要性について聖書の言葉から見ていきたいと思います。


(1)初臨において:アンナの場合 

ルカの福音書の2章に、主を待ち望んでいたシメオンとアンナについて書かれています。アンナはかなり長い年数、宮を離れず、夜も昼も断食と祈りをもって神に仕えていました。彼女の祈りは主を待ち望む祈りであり、キリストの初臨の為に彼女の祈りは大いに用いられました。

祈りの祭典の意義はいったいなんでしょうか。それは単なるイベントではなく24・7の祈り(7日間24時間)の集大成だということです。でも24・7の祈り自体はこの団体の専売特許ではありません。

祈りの祭典の究極的な目的は「主の再臨の道を備えること。」にあります。主の再臨の道を備えるとは、単に「主よきたりませ」という祈りをすることではありません。それにいたる(私達がしなければならない)全ての事をすることを意味します。主はご自身が約束された条件が達成されなければ戻ってこられないのです。


(2)聖霊降臨において:弟子達の祈り

主を待ち望む者達といえば 使徒たちを始め120人の弟子たちも断食しました。イエスは弟子達に「エルサレムにとどまって父からの約束を待ちなさい。」といわれました。それゆえ彼らは高き所で約束の聖霊を待ち望んでいました。でもこの時に彼らは集まって祈っていただけではないと思います。彼らは断食の祈りをしていたのです。なぜなら使徒の働き9章にこう書いているからです。

(マタイ9:14-15) するとまた、ヨハネの弟子たちが、イエスのところに来てこう言った。「私たちとパリサイ人は断食するのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか。」9:15 イエスは彼らに言われた。「花婿につき添う友だちは、花婿がいっしょにいる間は、どうして悲しんだりできましょう。しかし、花婿が取り去られる時が来ます。その時には断食します。

120人の弟子達が断食をして心を合わせて祈っているときに聖霊の注ぎがありました。これは最初の雨と呼ばれる聖霊が注がれたときです。


(3)再臨に備えて:私達の祈り

今日、私達は後の雨と呼ばれる世の終わり間じかにおける、聖霊の力強い訪れを待ち望んでいます。祈りの祭典が主の道を備えるためのものであるなら、私達も断食をして備えるべきです。

主を待ち望んでいる私達はいつでも断食をする事ができますが、今回祈りの祭典の40日前ではなく、ジー工イトサ三ットに合わせて40日断食を布告するのには意味があります。それについて知るためにダニエルの祈りについて見てみましょう。


(4)グ口ーバルゲートへの祈り:ダニエルの場合

ダニエル書10章において主はダニエルに大きな戦争が起こることについて啓示されました。それゆえ彼は3週間の部分断食の時を持ちました。彼は状況の背後に何があるのかを悟ろうと(ダニエル9章12節)努めたのです。

21日の後にダニエルのところに来た御使いは政治の世界の背後に地域支配の霊が働いている事を告げました。私達は歴史の表面的な部分だけしか見えませんが、ペルシャが衰退してギリシャが興ったその背後には霊的戦いによって地域支配の悪霊の勢力地図が塗り替えられた出来事があったのです。

断食の祈りによってもたらされる祈りは、地域を支配する悪霊を打ち倒し、政治的な変化をもたらすのです。ジー工イトサ三ットは世界の首脳が集まり世界の行き先に関する重大な決定をするときです。

そして、多くの場合、首脳たちの決断を通じて悪霊も働きます。ここ最近の流れであるグ口ーバリゼーションが世界に何をもたらしたかを考えればわかります。ラテンアメリカの国々(保守的なキリスト教的価値観を持っていた国々)でも同性愛や中絶に関して世俗化してしまっていることを見ればわかります。ですから私達もこのサ三ットに対して断食と祈りを持って備えていくのです。

現在私達が生きている世界は、大戦争勃発の危険性、経済システムの破綻の可能性その他もろもろの大きな問題に直面しています。しかしクリスチャンが一致し祈るときにそれを回避したりその時を遅らせることができるのです。


(5)霊的戦いにおける断食の祈り

また霊的戦いという観点で言うなら第二歴代誌20章においてアモン人、モアブ人との戦いも私達に大きな理解を与えます。この戦いはしばしば「賛美の力」「感謝の力」という主題のメッセージで引用されますが、彼らはただ、賛美し感謝して戦いに勝ったわけではありません。第二歴代誌20章3節においてヨシャパテ王は「全国に断食を布告」したのです。


(6)御使いを動かす断食の祈り

この戦いで特筆すべきことは、彼らが断食の祈りで戦いに備えた結果、22節で「主は伏兵を設けて」とあるようにユダの軍隊とは別に主御自身の御使いの軍勢を配置され戦われたことです。

断食の祈りは御使いを動かす原動力となるのです。断食によって御使いが動かされたのはこのときだけではありません。ダニエルの祈りもそうです。またアンナの祈りも彼女のとりなしによって御使いガブリエルがマリアのもとに訪れたと考えることができるのです。

断食の祈りは御使いを動かす力となります。現在日本は福音宣教という点においては世界最低に近いほど困難な国ですが主は大逆転のときを準備しています。第二歴代誌20章23節において敵が同士討ちをしたように、断食の祈りは敵に霊的混乱をもたらします。

敵が同士討ちをするなら、私達がどれだけ劣勢に立たされていたとしても、敵がどれだけ私達を取り囲んでいたとしても私達は勝利することができるのです。


(7)祈りの祭典とジー工イトサ三ットの為に

昨年の祈りの祭典in北海道において、日の丸にかけられた死の呪いとはずかしめが取り去られました。その預言的行動が北海道でなされたことには大きな意義があります。なぜならシンディー・ジェイコブ師の預言「日本は私の手にある剣である。私は日本を動かす。」(そして北海道は主が握られる剣のつかの部分である。)に見られるように北海道がまず主の手に握られる必要があったからです。日本のリバイバルの為の大きな鍵は北海道と沖縄です。

それゆえこの7月に行われる祈りの祭典とC8ザミットへの祈りがひとつとなったこの時期が日本の霊的流れを変える大きな機会となることでしょう。

ですからこのジー工イトサ三ット前の40日の連鎖断食の祈りにみなさんが参加されることには大きな意義があるのです。


とりなし通信トップに戻る