13年の空白を埋める

08/06/10

40日断食の5日ごとのテーマとして第3枠目に、コミュニケーションの回復、教会の一致の為にいのっていますが、主が祈りのポイントを示してくださいました。

今から15年前に兵庫県西宮市で甲子園リバイバルミッションが開催されました。それは日本の歴史でも最大規模の集会であり、とても祝福されたものでした。多くの戦いや批判中傷もありましたが、さまざまな超自然的扉が開かれ、霊的な賜物があらわされました。子供が幻を見、御使いに出会うようなことも起こっています。

その勢いに乗って95年に北海道リバイバルミッションが開催されました。その準備期間を通じてこの北海道でも教団教派を越えて教会にすばらしい一致がありました。何かが起ころうとしているという期待感にあふれ、それはもうこのままリバイバルに突入しそうな勢いすら感じさせられました。

ところが、リバイバルミッションの終了後、いくつかの出来事をきっかけにその雰囲気は急速に冷え込んでしまいました。それは単純に福音派と聖霊派の溝と呼べるほど単純な言葉では済ませれない、複雑な敵の巧妙な策略によるものでした。

その後、何年もかけて、いくつかの和解がなされ、一致の気運も起こり、「さっぽろ市民クリスマス」のような多くの教会が関わる超教派的な伝道の働きにみられるように、少しずつですが状況は良くなっているようにも見えますが、今ひとつ、盛り上がりかけては下がってしまうという状況を繰り返していることは否めません。


気がつかされたことは、この教会に分裂をもたらした霊に対しては根本的な対応がいまだにされていない状況です。もちろん「分裂の霊」「批判の霊」という名前で呼ばれる身近に知覚できる霊に対する祈りは個人レベル、教会レベルでなされてきました。

そして北海道レベルとしては各地でとりなしの行動が行われたり、これまでにも霊の戦いや同一化の悔い改めというような形で地域に働く悪霊や呪いに対する対応がされてきました。それでもまだ十分な結果が見えていないのが現状です。

というのも、この今から13年前に働いた教会を滅ぼす力の親玉は、札幌に働く地域支配の霊でなく、また北海道に働く地域支配の霊でもなく、全日本甲子園リバイバルミッションをつぶそうとした日本全国規模の悪霊だったからです。敵の正しい大きさを測っていなかったが為にそれに対する取り扱いがなされませんでした。

甲子園リバイバルミッションの準備期間、あるいは大会中に示されたキーワードは「北」でした。甲子園という名前の由来は「甲子」(きのえね)という十干と十二支の組み合わせからきたものであり、「甲」も「子」も北をあらわし、占星術、呪術的な意味合いがあります。(くわしくは滝元望著「この国のいやし」150ページをご覧ください。)

すなわち、北の地、北海道は甲子園リバイバルミッション後の敵の反撃をまともにうけたところといえます。甲子園リバイバルミッションの後で、日本各地で、「敵の反撃」(この表現は正確でないのであまり好きではありませんが)を受け傷跡を残した地域はいくつもありますが、北海道はまともにその標的とされたのです。

何故なら、甲子園リバイバルミッションを通じて、開かれた天の影響が次に飛び火するのは北海道であり、北海道からさらに全国に聖霊の炎が拡大するはずだったからです。


阪神甲子園球場という名前のごとく、大阪と大きなかかわりがあり、実際、阪神電鉄の本社は大阪にあります。大阪で生まれ育った私にとっては阪神タイガースは大阪のものであるという意識があります。

今、私たちが関わっている祈りの祭典のムーブメントを支えているのはチャック・ピアス師の言葉です。彼は2005年にCFNJ聖書学院で「大阪が天の窓を開くきっかけとなり、その影響が北海道にやってくる」という預言を語りました。翌年に大阪で開催される祈りの祭典がその預言のであると成就であると信じたとりなし手達は大挙して訪れ(北海道から30人ほどの人たちが参加しましたがこんなことはいまだかってありませんでした。)炎と情熱を受け取り、今回で通算3回目の祈りの祭典を開催することになりました。また主催団体であるNRAの実行委員長自身も励ましを受けました

大阪に関するチャックピアス師の言葉(7分バージョン ・ 3分バージョン


しかし奇妙なことに彼がこの啓示を受け取ったのは、(多分)91年のことです。彼ほどの預言者がどうして14年前の啓示を引用したのでしょうか。彼はもともと遠い昔に15年後に起こる祈りの祭典の出来事を預言したわけではなく1993年の甲子園リバイバルミッションについて語ったのだと私は思います。

つまり、甲子園において開かれた天が95年に北海道に移り北海道からリバイバルが起こるというシナリオも主のご計画の選択肢の中にあったのです。(それゆえ多くのミニスターが霊感を受けて2000年までに日本にリバイバルが起こるとか一千万人救われると語っていたのです。)

しかし残念ながらそれは閉ざされてしまいました。その理由はわかりません。あえて言うなら、主は始まってすぐに終わってしまうリバイバルではなく再臨まで継続するリバイバルを望まれていたので、それをとどめてしまう傷の癒しや教会間の分裂の修復を優先されたのかもしれません。

それゆえ、2005年にチャック・ピアス師が再び来日し、北海道にまで来られたのは埋められた彼自身の預言を掘り起こすためなのです。

ですから、この13年前に中断されてしまった「大阪」から「北海道」へという図式を今、私たちは「祈りの祭典」という形で継承しているのです。13年前と異なる点は北海道においてこの聖霊の働きはつぶされずに拡大しつつあることです。

けれどもやり残した課題、問題はいまだに解決されずに残っています。これを取り扱わずにいるなら、敵はまたつぶしにかかることでしょう。でも逆に言うならば、この北海道が「正しい霊的戦いの規模」をはかり「霊の戦い」によって敵の仕業を打ち砕くならば日本全国を祝福することができるのです。甲子園リバイバルミッション後に日本にできた15年の空白を埋めることができるのです。


祈りのポイント

1)戦いの規模を把握する。(これは北海道の教会の一致という単純な問題ではない。)

2)全日本リバイバルミッションの働きを祝福しましょう。(私たちの祈りのムーブメントは分離したものではなく彼らの働きを継承したものです。)

3)これに関わっている悪霊はレビヤタンの霊(龍)です。これらは混乱をもたらします。

4)この祈りはかなり大きな規模での祈りとなります。近いうちに何らかの形で、祈りの行動を起こしたいと思います。そのためにとりなし、祈り、受けた啓示を教えてください。


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