西森牧師見舞いレポート(12/10/05改正)

主が扉を開いてくださり、今日、夫婦で西森牧師の病床に訪れることができました。

腹水の増加が著しく、抜いてもすぐにたまってくるのですが急に抜くとアンモニアの数値が高くなってしまうので(先々週、肝性昏睡をもたらしたのはそれが原因です。)、様子を見ながら処置をしています。

肝臓の機能を表す数値が下がってきてることと、腹水を抜くことにより栄養分も失われていくので肉体的にはかなり弱っております。このバッド・キアリ症候群+肝硬変という病気は医学的には治ることの無い死に至る病であり医者は肝臓移植以外には回復はないと断言しています。

ただ肝移植についても大きなリスクがあるだけでなく、根本的な原因が肝硬変ではなくバッド・キアリ症候群という肝臓と心臓を結ぶ血管が細いという難病なので、根本的な解決にはなりません。


そういった中ですが、病室に入り、まず最初に感じた事は、痩せ細った彼の容貌とは裏腹に希望を感じさせる雰囲気です。彼は上体を起こす体力もありませんでしたが、その見かけとは裏腹に、病床という悲壮感は感じませんでした。

また、この病を通じてキリストの十字架の意味がはっきりとわかったと涙ながらに語る彼の言葉は恵みと権威に満ちたものでした。

これまでにも不眠、腹水による不快、体力の衰え、腹水を抜いた痕からの漏れ。死の使いの訪問、サタンのささやき、敵の偽り、さまざまな攻撃にあいながらそれに耐えている彼の眼光はわしのように鋭く、私の心に響いた言葉は「信仰の勝利者」でした。

神の栄光と、平安、希望、神の支配がそこにありました。

それはまた、共に信仰を戦い連鎖の祈りをしてきたグッドアワー教会のメンバーたち、特に毎日(?)病院を訪れて祈るとりなしの祈りチームの高価なナルドの香油としての尊い祈りが積み重ねられていることの表れでもあります。神はそのかぐわしい香りを喜んでおられます。


シャデラク、メシャク、アベデネゴが燃える炉から助け出された奇跡は「たとえそうでなくても」という全てを神にゆだねる信仰によるものでした。

私には神の計画の全てを知ることはできません。ただ言える事はこの病室で起こっている出来事は、すべてを超越しています。たとえどのような結果になったとしても「私はすでに世に勝った」と宣言された神の支配がそこにあるからです。

西森牧師は札幌でもっとも交際範囲が広い牧師でありました。神は、札幌の全ての教会を彼の為の祈りに招いていると確信いたします。神は彼への祈りを通じて神の領域に入っていく者たちを招いているのです。