クリスチャンのほうが嫌日傾向が高い理由
東アジアでクリスチャンが集まるときに、日本人が肩身の狭い思いをさせられることがしばしばあります。しかし不思議な事は、中国や韓国のように国を挙げて反日教育をしている国だけでなく、一般的に親日と考えられている国からきたクリスチャンからも責められているかのように感じさせられることです。
親日といわれている国からもそうであるなら、やはり東アジア全体が日本に好意を持っていないと感じさせられることもあることでしょう。しかし、実はそれにはトリックがあるのです。
なぜなら、クリスチャン方が一般国民より反日の傾向があるからです。その理由は以下の通りです。
理由1)支配者層にクリスチャンが多かったので
基本的に日本が東アジアでした事は、アジア諸国を独立させる手伝いでした。ですから、基本的に国民は日本に対して感謝しています。日本が占領した後、その国の国民を教育し、本当の独立を勝ち取れるように、軍事訓練をし独自の軍隊を立て上げました。
しかし、すべての国民がそれを喜んでいたわけではありません。それまで宗主国(植民地支配をしていた国)と結託して利益を得ていた人たちは利益を失ったからです。
というのも、インドネシアを例に取るなら、オランダが400年間植民地化していましたが、オランダが直接搾取していたのではなく、中間業者(多くの場合中華系の国民)を利用していました。ですから、彼らは時には抗日勢力でしたし、スパイでしたし、利権を失い日本に恨みを持つ人たちだったのです。
そして、その中間業者、すなわち西欧諸国に用いられたり、進歩的な人たちは一般民衆よりもはるかに多くのパーセンテージでクリスチャンでした。そして彼らの多くは中華系でした。
※(参考資料)マレーシアのキリスト教人口は10%ですが、人口の大多数を占めるマレー系のほとんどがイスラム教であることを考えると、26%を占める中華系の半分近くがキリスト教であると思われます。
そのようなわけでキリスト教徒のほうが一般民衆よりもはるかに多くの確立で日本によって何らかの損害を受けた人たちだったのです。
理由2)中国の影響
そのようなわけで、東アジアの教会のリーダーの多くが中華系です。そして、当の中国が反日であるなら、おのずと「日本=悪」というのが彼らの理解となります。
理由3)中国はひとつ
中国人が持つ独自の思想である中華思想(中国が世界の中心であり、周辺諸国は中国になりたがっているという考え)によって、国家の枠組みを超えて彼らは共通の理解をもちます。
一人の中国人の抱く感情は、他の国籍を持つその他多くの中国人の感情として共有されるのです。