ユダヤ歴5776年がヨベルの年ではないと考える根拠 ( 15/08/20 )

2015年秋からヨベルの年であると言われていますがその根拠は次のようなものです。

1)2014年から連続する血の月と日食が繰り返して起こる最後の出来事が2015年である。
2)1967年に第三次中東紛争によりエルサレムを奪還
3)1917年にバルフォア宣言

バルフォア宣言とエルサレムを奪還が前々回、前回に起こったのだから、それらは特別な年であると解釈されるべきであるという考えです。

もちろん、2014年から連続する血の月と日食が繰り返して起こる最後の出来事は、ひとつの道しるべとしての時のしるしとしては大切なものであると考えています。しかし、歴史的事実をもって時を計ることは必ずしも正確ではないと思います。歴史というものは操作できるからです。


1367年に最初のヨベルの年があって、2015年は70回目のヨベルの年という記念すべき時である。だから、2015年説は間違いない。と考える人がいます。

確かに70回という数と一致するというのはすごいことだと思います。(70回×49年=3430年前)しかし、実際には出エジプトの年が定かではないのですから、その年は、2015年から3430年を逆算しただけかもしれません。

そうであるなら、その年には根拠がなくなってしまいます。

私が数や年にこだわっているのは再臨の年を特定するためではありません。それはわからないと思っています。私は特定する根拠があいまいであることを説明するために、年について語っているのです。


ヨベルの年は出エジプトの民が約束の地に入ったときを基点としています。(レビ記25章2〜4節)

しかし、問題はその年がいつであったかは正確にはわからないことです。

幸い49年周期なので、わかっている歴史的出来事の周期を当てはめるとその候補となるときが割り出せるでしょう。

ひとつの候補は西暦70年にエルサレムの神殿崩壊の年です。もしそうだとしたら、次のヨベルの年は2030年(5790年)となります。


別の候補は、ユダヤ歴元年から49年ごとの周期を数える方法です。その場合、7年後の2022年は826回目の安息年ではあり、ヨベルの年にあたります。