日本の対外純資産、23年末は471兆円 円安で最高更新
経済
2024年5月28日 14:10
元記事
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA276W80X20C24A5000000/
財務省は28日、日本の対外純資産が2023年末時点で471兆3061億円だったと発表した。22年末から12.2%増え、5年連続で過去最高を更新した。円安進行が外貨建て資産の円換算での評価額を押し上げた。
対外純資産は日本政府や国内の企業、個人が海外に保有する「対外資産」から、海外の投資家や企業からの投資や借り入れといった「対外負債」を差し引いたものを指す。日本は33年連続で世界最大の純債権国となった。
対外資産の残高は22年末比で11.1%増の1488兆3425億円だった。増加は15年連続。
全体の7割程度を占める外貨建て資産の評価額が円安の効果で75.7兆円上がった。23年末時点の円相場は1ドル=141円40銭と22年末に比べて7%の円安・ドル高だった。日本企業による海外での事業展開や、証券価格の上昇も増加要因となった。
対外負債の残高は10.6%増の1017兆364億円で、5年連続で増えた。外貨建て負債の円換算での評価額が16.4兆円増えた。
国・地域別でみると、23年末時点で対外純資産が日本に次いで多いのはドイツで、454兆7666億円だった。中国が412兆7032億円、香港が253兆2509億円と続いた。米国は世界最大の純債務国で、対外純債務は2805兆2713億円だった。