共産主義と社会主義の違い (16/11/02)


「共産主義と社会主義の違いは何か?」という質問に答えれる人は少ないと思います。かくゆう私も教科書どおりの答えならできますが、理解が深まれば深まるほど答えるのが難しく感じます。

wikipediaによると

共産主義とは
政治や経済分野での思想や理論、運動、体制のひとつ、財産の一部または全部を共同所有することで平等な社会をめざすもの。

社会主義とは
"資本主義の生み出す経済的・社会的諸矛盾を,私有財産制の廃止,生産手段および財産の共有・共同管理,計画的な生産と平等な分配によって解消し,平等で調和のとれた社会を実現しようとする思想および運動。
となっております。

一般的な理解としては、社会主義には国家による計画的、管理的な側面が強調され、共産主義は富の平等な分配と私有財産の廃止という側面が強いことでしょう。

「私有財産の廃止」的な社会主義ではなく、いわゆる「大きな政府」的なもの、すなわち、国家が積極的に介入して福祉を充実させたりするような民主主義的な社会主義であるなら、西側陣営諸国にも見られるものですし、実際、「日本は世界でもっとも成功した社会主義国」という人がいるぐらい、(今は死語となった)「一億中流社会」で育った私たちにとってなじみがあるものです。

かくゆう私も日本が社会主義国であると実感したのはメキシコに初めて行ったときでした。メキシコこそこれぞまさしく「資本主義」と感じました。すなわち、資本を持っている人が投資することによって大きな見返りがあり、資本を持たない人はいつまでたっても貧しいという世界です。

そのようなわけで「共産主義」を嫌っても社会主義的な要素を持つことは悪くないと考える人もいることでしょう。

しかし、忘れてはならないのは、社会主義のもうひとつの側面である、「国家による統制、言論の自由の廃止、法律に縛られない権限が与えられた支配層の手先、監視社会」といったものです。

これらについては警戒しなければなりません。