恐山への宣告

(エレミヤ書51章25節〜44節を参考)

51:25 全地を破壊する、破壊の山よ。見よ。わたしはおまえを攻める。・・主の御告げ。・・わたしはおまえに手を伸べ、おまえを岩から突き落とし、おまえを焼け山とする。51:26 だれもおまえから石を取って、隅の石とする者はなく、礎の石とする者もない。おまえは永遠に荒れ果てる。・・主の御告げ。・・

51:27 この地に旗を掲げ、国々の中に角笛を鳴らせ。国々を整えてこれを攻めよ。神の王国の勇士を召集してこれを攻めよ。ひとりの長を立ててこれを攻めよ。群がるばったのように、馬を上らせよ。

51:28 国々を整えてこれを攻めよ。使徒と預言者たち、その総督やすべての長官たち、その支配する全土の民を整えて、これを攻めよ。51:29 地は震え、もだえる。主はご計画を恐山に成し遂げ、恐山を住む者もない荒れ果てた地とされる。51:30恐山の勇士たちは戦いをやめて、とりでの中にすわり込み、彼らの力も干からびて、女のようになる。その住まいは焼かれ、かんぬきは砕かれる。

51:31 飛脚はほかの飛脚に走り次ぎ、使者もほかの使者に取り次いで、恐山の王に告げて言う。「都はくまなく取られ、51:32 渡し場も取られ、葦の舟も火で焼かれ、戦士たちはおじ惑っている。」51:33 イスラエルの神、万軍の主が、こう仰せられたからだ。「恐山の遊女は、踏まれるときの打ち場のようだ。もうしばらくで、刈り入れの時が来る。

51:34 『天の女王およびレビヤタンは、私を食い尽くし、私をかき乱して、からの器にした。竜のように私をのみこみ、私のおいしい物で腹を満たし、私を洗い流した。』51:35 シオンに住む者は、『私と私の肉親になされた暴虐は、天の女王およびレビヤタンにふりかかれ。』と言え。エルサレムは、『私の血は恐山に巣くう悪霊どもに注がれよ。』と言え。」

51:36 それゆえ、主はこう仰せられる。「見よ。わたしはあなたの訴えを取り上げ、あなたのために報復する。わたしはその海を干上がらせ、その泉をからす。51:37 恐山は石くれの山となり、ジャッカルの住みかとなり、恐怖、あざけりとなる。51:38 彼らは共に、若獅子のようにほえ、雄獅子のように叫ぶ。

51:39 彼らがいらだっているとき、わたしは彼らに宴会を開き、彼らを酔わせて踊らせ、永遠の眠りについて、目ざめないようにする。・・主の御告げ。・・

51:40 わたしは彼らを、子羊のように、また雄羊か雄やぎのように、ほふり場に下らせる。51:41 ああ、恐山は攻め取られ、全地の栄誉となっていた者は捕えられた。ああ、恐山は国々の間で恐怖となった。

51:42 海が恐山の上にのしかかり、その波のざわめきにそれはおおわれた。51:43 その町々は荒れ果て、地は砂漠と荒れた地となり、だれも住まず、人の子が通りもしない地となる。

51:44 わたしは恐山でレビヤタンを罰し、のみこんだ物を吐き出させる。国々はもう、そこに流れ込むことはない。ああ、恐山の城壁は倒れてしまった。