リバイバル新聞7月20日号の「後の雨」より引用

きっかけは当時のオイルショックと世界不況にあり、それを受けて先進工業・民主主義国が世界の経済的課題を討議することを目的とした▼現代はというと、世界的な株安、原油と食料費の高騰、格差社会の拡大など、問題は山積している。彼らに、山頂からこれらの課題を解決してほしいのだが、元凶の一つは、世界を席巻する投機マネーである▼世界の資源と資金を食い散らかし、自分だけが肥え太っていく投機マネー。これは、現代のレビヤタンとも一一旨える。ヨブ記で「彼がお前と契約を結び、永久にお前の僕となったりするだろうか」と言われる存在。高ぶるものすべてを見下し、誇り高い獣の上に君臨する▼このレビヤタンに対抗する手だてはあるのだろうか。興味深いのは、このレビヤタンの記事が、ヨブの回復の直前■に書かれていること。ヨブが遜って自分の無力を認め、ちりと灰の中で悔い改めたとき、主は二倍の祝福を与えられた▼この霊性が日本と世界に回復されるとき、私たちはレビヤタンの毒、拝金主義の毒を免れることができる。真の健康と繁栄も、その結果として与えられるだろう。今は、山頂ではなく、谷間の霊性こそ必要とされている。遜りと慎みの霊である。