敗戦後、占領軍の政策により、日本が再び立ち上がる事がないように、戦略的に日本人に罪責感とトラウマが植えつけられました。

日本人は実際に犯した悪以上の罪責感を背負ってしまい、それによって自分自身すら愛する事ができなくなってしまったのです。

それらは、近年、歴史を再検証する中で多くの人が指摘しているように、今日の日本人を語る上でのキーワードとなっている、「無気力」「出る杭は打たれる」「低い自己イメージ」といったものに大きな影響を与えています。

物事には良い面と悪い面があるので、ただ日本の過去の出来事に対する反省のあまりすべての事を「自分が悪かった」という一言で考えるのをやめてしまっては本質が見えてこなくなる危険性があるのです。

そして何よりも、その背後で何が働いていたのかを理解する必要もあります。