主な異端的な考え方は「キリストの神聖を認めない」「聖霊の人格を認めない」「キリストが肉体をとったこと(人となって来られたこと)を認めない」などです。つまり、論点の中心は聖霊やキリストも神であるのか神だとしたら「神は唯一である」という聖書の言葉との矛盾をどう処理するのかということでした。

神は父なる神、子なる神、聖霊の3つでひとつですが、それは「神はただ一人」という聖書の言葉に反する多神教的考えかただと批判する人がいますがそれは勘違いです。

申命記6章4節に、神は唯一であるという言葉がありますが「ひとつ」とはヘブライ語で「エハッド」といいます。それは複合体としてひとつという意味であって、単なる一つという意味ではありません。神はエハッドであると聖書が言っている以上、複合体としてひとつなのです。