第一コリント12章

12:4 さて、御霊の賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です。

12:5 奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です。

12:6 働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。

12:7 しかし、みなの益となるために、おのおのに御霊の現われが与えられているのです。

12:8 ある人には御霊によって知恵のことばが与えられ、ほかの人には同じ御霊にかなう知識のことばが与えられ、

12:9 またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、

12:10 ある人には奇蹟を行なう力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。

12:11 しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。

12:12 ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそれと同様です。

12:13 なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。

12:14 確かに、からだはただ一つの器官ではなく、多くの器官から成っています。

12:15 たとい、足が、「私は手ではないから、からだに属さない。」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。

12:16 たとい、耳が、「私は目ではないから、からだに属さない。」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。

12:17 もし、からだ全体が目であったら、どこで聞くのでしょう。もし、からだ全体が聞くところであったら、どこでかぐのでしょう。

12:18 しかしこのとおり、神はみこころに従って、からだの中にそれぞれの器官を備えてくださったのです。

12:19 もし、全部がただ一つの器官であったら、からだはいったいどこにあるのでしょう。

12:20 しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。