仮庵の祭りがイエスの誕生のときであったという根拠。

キリスト教には3大ビッグイベントがあります。

1) 4月イースターと呼ばれる復活祭

2) 6月ペンテコステ

3) 12月クリスマス

これらの3つの日にちには非常に重要な意味があります。それらはキリストの誕生、十字架の死と蘇り、そして聖霊の注ぎ(教会の誕生)を記念しているからです。

またユダヤ教にも3大お祭りがあります

1) 4月 過ぎ越しの祭り

2) 6月 五旬節(ペンテコステ)

3) 10月 仮庵の祭り

これらのほかにも祭りやイベントがありますが、この3つが聖書に根ざしたものでありもっとも重要なものです。

五旬節が持つ意義は初穂です。ペンテコステで初めて聖霊が注がれた事はまさに初穂です。そしてキーワードは、「初めて」と「雨」です。

旧約の時代、過ぎ越しの祭りでは小羊がほふられました。この小羊はキリストの十字架の予型です。

仮庵の祭りの意義は、その字のごとく仮の宿です。ヨハネの福音書1章14節に 「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。」という言葉がありますが、「住まわれた」という言葉は原語では幕屋(仮の宿)を張られた。という意味です。

パウロもまた、第2コリント5章において肉体を離れる事を「幕屋を脱ぎたい」と表現しています。

すなわち、仮庵の祭りの本質は「ことばが人となって私たちの只中に住まわれた」事祝う事であり、すなわちキリストの誕生を意味しているのです。

ですから、私自身「どの日も同じ」だと考える人であったとしても、異邦人の文化としてのクリスマスを尊重しますが、仮庵のときに救い主の誕生に思いをはせたいのです。


追加:08/12/24