ここでちょっと私の経験からたとえ話をして見ましょう。
私は3人兄弟の末っ子でした。兄弟でトランプをよくしたものです。仲の良い兄弟に見えるかもしれませんが遊んでいた内容はポーカー、おいちょカブやブラックジャックすなわち賭け事をしていたわけです。
最初に10本づつ爪楊枝を受け取ります。これには10円の値打ちがあると合意しています。すなわちゲームをして、最後に10本持っている人は何もしなくて良く、15本持っている人は50円を受け取り、5本しか持っていない人は50円を支払うのです。
ところが、私と兄2はすぐに破産してしまいました。つまり兄1が30本の爪楊枝を手にして他の二人は0本だったのです。それで、私と兄2は台所からさらに20本ずつの爪楊枝を持ってきてゲームを続けました。そんな勝手なことをしたら、いくらでもお金が増やせるではないかと思うかもしれませんがそうではありません。私たちは爪楊枝1本が10円であると約束しているので、それをすることはすなわち20本分、すなわち200円の借金をしてることになるのです。
ゲームを続けていると、今度は兄2が勝ち始めて60本もの爪楊枝を手にしました。市場全体にあるのは最初の30本+40本の合計70本です。
このシステムによって、これでゲームは終わりですという時まで、いつまでも破綻することなく爪楊枝を増やしていくことができます。そしてゲームの中の市場にある爪楊枝の数はどんどん膨らみ続け、儲けている人はさらに儲けるのです。