あなたがこのような時に沈黙を守るなら、あなたの父の家も滅びよう 11/03/20

エステル4:13 モルデカイはエステルに返事を送って言った。「あなたはすべてのユダヤ人から離れて王宮にいるから助かるだろうと考えてはならない。

4:14 もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、助けと救いがユダヤ人のために起ころう。しかしあなたも、あなたの父の家も滅びよう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない。」

どうして沈黙を守ると滅びてしまうのか?

それはエステル書4章1節〜16節を見るならわかります。

ハマンによるユダヤ人絶滅計画が発表された後、ユダヤ人社会は大混乱に陥りました。モルデカイも荒布を着て嘆き悲しみました。しかし、一人王宮にいたエステルはそのような事情をぜんぜん知らなかったのです。

もし私たちが同胞の苦しみ、悲しみに対して無関心であるなら、それはわれわれの滅びを意味します。

なぜなら、その状態は、正しくないからです。聖書はなんと言っているでしょうか?

●「いつでもイエスの死をこの身に帯びている」(第2コリント4章8節〜10節

●「自分も肉体を持っているのですから、苦しめられている人々を思いやりなさい。」(へブル人への手紙13章3節

ましてや、滅ぼされた人たちより自分が正しいと思うのであるなら、イエスの「みな同じように滅びます。」という言葉が意味を成さなくなります。 (ルカの福音書13章1節〜5節

ですから私たちは互いに重荷を負いあい、キリストの律法を全うするのです。(ガラテア6章2節)

そして、その状態はまた、神の奇跡を見るチャンスなのです。

なぜなら、聖書には「互いに重荷を負いあうときに神の力を見る」と書いているからです。(ヤコブの手紙5章15節〜18節

ですから、私たちは、他の人の苦しみに対して他人事であってはならないのです。