しるしと奇跡の違い s

しるしも奇跡も主に神が行われる奇跡の御業として一般的に認識されますがその意味は少し違います。奇跡というのは読んで字のごとく稀に起こる、あるいは自然には起こりえない出来事、現象です。そういう意味において、超自然的な病気の癒し、水上を歩くことなどは明らかな奇跡です。

「しるし」というのは神が働かれていること、神がおられること。確認を与えていることの「証拠」という意味です。

ですから、多くの場合奇跡はしるしでもありますが、それが神がなされているのではないならしるしとは言いません。

また、逆にたとえ奇跡ではなかったとしても、祈り終えた後で虹が出たり、祈っている間だけ雲がはれたり雨がやんだりすること・・・その自然現象自体は奇跡ではないがタイミングを考えるなら神が確認を与えていると考えることも妥当であるという出来事もしるしなのです。