イスラエルの回復によってキリストの再臨がもたらされる

アリヤー(ユダヤ人の帰還)は終末の時代における神の計画に大きく関わっている出来事です。
なぜならユダヤ人がイスラエルに帰還することによりユダヤ人が救われ、ユダヤ人が救われることによってキリストの再臨がもたらされるからです。


その順序について聖書の御言葉から見て行きましょう。
1) キリストが戻ってくるためにはいくつかの事柄が回復されなければなりません。そのひとつは国家としてのイスラエルの回復です。そして、それは1948年に達成されました。

2) 二つ目にはユダヤ人が救われることです。
そして、エペソ書2章15節に書かれた「新しい一人の人」すなわち「主を信じるユダヤ人と外国人がひとつとされる」出来事が成就されるにはユダヤ人がそのアイデンティティーを保ったまま救われる必要があります。

事実、今日では以前とは比較にならないほどのメシアニック・ジューが起こされています。それでもまだ民族的な大改心には程遠いものです。ユダヤ人の民族的救いの為には何が必要なのでしょうか?

エゼキエル36章24節以降の御言葉はイスラエルの民の帰還について語っていますが、その言葉は民の救いの約束でもあります。

つまり単純に説明するなら以下のような過程があることがわかります。


(ステップ1)民の帰還
すべての国々から集め、あなたがたの地に連れて行く。(エゼキ36:24

(ステップ2)帰還によってもたらされるユダヤ人の民族的救い
あなたがたはすべての汚れからきよめられる。 (エゼキ36:25

(ステップ3)キリストの再臨
回復の時が来て、あなたがたのためにメシヤと定められたイエスを、主が遣わしてくださるためなのです。 (使徒3章20節


イスラエルの回復は神の計画の中の大きな一端ですが、その中でも民の帰還は大きな意味を占めています。それによって大規模な回心がなされるからです。

ですからユダヤ人の帰還に関わる働きとは、単なる人道的援助ではなく、結果的には神の終末における大きな計画に関わるる壮大な働きなのです。

キリストは必ず再び戻ってこられます。その時のしるしとしてはイスラエルの再興のほかに「福音が全世界にのべ伝えられること」などさまざまな事柄があります。 そのようなしるしの中でも民の帰還は聖書の中で何度も記されている重要な預言的出来事なのです。