エキュメニズム

エキュメニズムとは宗教の統一運動です。

1910年、エディンバラで開催された世界宣教会議において諸派に分かれてしまったプロテスタント教会の一致を目指そうと言うのが発端のようですがもともとの意図に反して、後にカトリックに広がりました。

主にキリスト教諸派(特にプロテスタントとカトリック)の一致について用いますが、今日、「キリラム(クリスラム)」と呼ばれるイスラム教とキリスト教の一致運動にまで発展しており、究極的には世界の全ての宗教の統一の流れとなることでしょう。

「人生を導く五つの目的」で有名なリック・ウォレンは「キリラム」運動で用いられています。彼はロゴス・ミニストリーのHPの「「リック・ウォレン」に物申す」という記事にあるように、不可解な行動が以前からありました。

日本のカトリックはその一致の為に「イエスス・クリストス」の名称を「イエス・キリスト」とすることに同意しました。
その見返りとして新共同訳にはプロテスタントが正典とは認めていない書(※)を含めた「旧約続編つき」のものを発行しました。

(※注)正典とは認められていなくても、捏造書などではないので、歴史文化的背景を知ったり、補助資料としては十分価値があります。

もちろん、それらがついていないバージョンの新共同訳聖書もあるのでプロテスタントおよび、それらを認めていない人は別の物を買えばよいのですが、少しづつ心理的ハードルを下げさせていることを感じます。


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これらのことからわかることは、有名なミニスターであってもそれだけで信用することはできませんし、それに対して文句を言えない雰囲気があるとしたらキリスト教社会自体に自浄作用が弱まっていることがわかります。

この運動は愛や一致の美辞麗句で進められていますが、究極的に言うなら黙示録13章14-15)に書かれた統一宗教への道備えです。