クリスチャンホームの建て上げ 「子どもを産み育てることは神の最初にして最大の命令」


神がクリスチャンに与えた最大の命令は何か? それはまあ、さまざまな答えがあると思いますが、イエス様が天に昇られる時に語られた最後の言葉は「聖霊の力を受けてキリストを証する」ということでしたので、福音を伝えることであるというのが一般的な回答だと思います。
たしかにそれは大宣教命令と呼ばれており、最も重要な命令です。

でも、その命令は、最初からあったわけではありません。
へんな言い方かもしれませんが、それは人類が罪を犯したために、それに対処するために作られた後付の命令です。救いが最重要となったからです。

魂の救いは今日最も重要なことですけども、それが神が人に命じた最初の命令ではないのです。
では人が創造されたときに、最初に与えられた命令とはいったいなんでしょうか?


創世記
(改)1:28 神はまた、彼らを祝福し、このように神は彼らに仰せられた。「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」
(共)1:28 神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」

それは「産めよ増えよ地を満たせ」です。
子どもを産み、育て、再生産がされていくこと、これが最初の命令なのです。

また、同じ大宣教命令であっても、マタイ28章においては「弟子とする」点が強調されています。
つまり、単に外に出て行って救いに導くだけでなく、弟子にすることについて書いております。
そうであるなら、私達がまずなすべき弟子作りとは、自分の子どもを弟子とすることではないでしょうか。

ですから、今回、信仰継承というテーマでセミナがもたれていますが、それは、単に、ひとつの良い教えではありません。
神が最初に人類に与えた命令を実行するために必要な教えなのです。


■ 現在世界で顕著に成長している宗教の方法。
現在、神は世界中でリバイバルを起こしており、クリスチャンの数が増えており、現在25億人以上いるといわれています。
それに対してイスラム教の人口は16億人の信者がいます。
キリスト教のほうが多いのですが、イスラム教が増える数のほうが大きいです。
ヨーロッパでも多くのイスラム教徒がいて、
2016年選挙で選ばれたロンドン市長はイスラム教徒であるサディク・カーン氏です。

特にヨーロッパではクリスチャンの増加率よりも多い勢いでイスラム教が増えています。

そんなに、どんんどん数が増えているのだったら、彼らはさどかし効果的な伝道をしているのだろうと思われるかも知れません。
しかし、大規模のクルセードを開いているのでしょうか?
イスラム教徒が、スタジアムを借り切って癒しと奇跡の集会をしているのを見たことがあるでしょうか?
彼らは基本的にそのような形で伝道活動をしません。
ただ子どもを生み、信仰を継承しているだけです。

つまり、信仰継承は単なるひとつの良いツールではなく、神の国の拡大の最も効果的な方法です。


今日多くの教会成長の為の方法論が語られています。それらは良い教えでしょうから、そこから学び実践することはよいこととは思いますが、
私が思うに、
教会が組織として伝道活動をまったくしなかったとしても子どもを生み、信仰の継承をしっかりとしていけばおそらく、日本のクリスチャン人口は2倍3倍となっていたことでしょう。

ある田舎で教会開拓を始めて、大きな教会を立て上げたある牧師がメッセージの中で語っておりました。
ぜんぜん人が救われなかったけれど、子どもがたくさん生まれて、確か7人の子どもが出来、また初期の頃は教会のメンバーもほとんどいませんでしたが彼らもたくさん子どもを産んで早くも日本の平均的な教会のメンバーの数になった。

その牧師はそのことを、冗談混じりに何か申し訳なさそうに語っておりました。
つまり、本来は伝道して数を増やさなければならないのに、ずるいことをしてすみません的な、(・ω<) テヘペロってかんじののりでした。

でも、それはぜんぜん申し訳ないのです。それは聖書に書かれた本来の方法だからです。