フランク・ログズドン博士(20/03/04)

フランク・ログズドン博士はRV(標準改訂訳)というギリシャ語底本を用いたNASB(ニューアメリカスタンダード聖書)の翻訳者でしたが、後に考えを改めました。

それはNASBの間違いを指摘するだけにとどまらず、その底本となったRVの否定にまでいたりました。

そしてTRを底本としたキングジェームズ訳聖書が最良であるという結論を出しました。

生活をかけて悔い改めをしている人の言葉は耳を傾けるのに値すると思います。

彼の改心のメッセージはYouTubeから聞く事ができます。

https://youtu.be/Pm281ptZ7dQ

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以下は
http://yohane.natsu.gs/00%200%20seishohonnyaku.htmからの転載

フランク・ログズドン博士(1907-1987)は敬虔な神の人であった。彼は、ウエストコットとホートらが主導してきた運動を継承するロックマン財団(1942年創設)主導のNASBの翻訳事業に加わり、遂行した責任的地位にいたメンバーだった・・・・。

NASB聖書翻訳が完成し出版された後、様々の疑惑や批判が彼の許に届き始める。ログズドン博士は告白する・・・。

@(私が従事した翻訳聖書NASB)に対する質問が届き始めた頃、私はひどく腹をたてた。他の(翻訳委員らの)人々と一緒になって笑い飛ばしていた・・・・・・。

しかし、その様な中、ログズドン博士は、数々の質問に答えているうちに、NASBにはどこか間違いがあると気付き始めた。

A我々は(NASB聖書翻訳の)土台を据えた。判型を作り、翻訳者の面接を助け、翻訳者と座し、そして序文を書いたのは私だ・・・・・・・・。

困った事になった。私はこれらの質疑の議論に反論できない。間違っている。

ログズドン博士は、この誤りがどのような過程で生じたのかを詳細に調べた。その結果、イエス・キリストの神聖に関わる多くの箇所に、多くの削除があることを発見し愕然とする。彼は、神の前に計り知れない罪責を負うものであることに気付き、戦慄するのである。

B私は最早、これら(NASB聖書翻訳事業に対する疑惑)の批判を無視できないし、反論もできない。削除は恐ろしいものである。非常に多くの削除がある。

ログズドン博士は、NASB聖書翻訳事業の経緯をさかのぼって詳細に調べる中に、その大元である原典の「底本」に行き着いた。そして遂に、この翻訳事業が「底本の選択」の段階から誤っているものであり、この「聖書翻訳事業の底本の選択錯誤」が決定的なものであることを断定したのだった。

そしてログズドン博士は、「神の御前に、如何に大いなる過ちを犯してしまったか」を、悔いて途方に暮れるのである。

ログズドン博士の悔恨の「告白」は続く・・・。

C「ひどい間違いを犯した。どうやって処理したら良いのか分からない・・・」

そして、彼は遂に決心する。

D「私は神の御前にNASBの翻訳事業に対する愛着心をすべて捨てなければならない。私は主との関係が崩れることを恐れている」

遂にログズドン博士は、総てをかなぐり捨て、神の御前にそして公(おおやけ)に勇気を持って「告白」することを決意するのであった。

この驚くべき結論は、敬虔にして思慮深い神の人、フランク・ログズドン博士がNASBの聖書翻訳事業に対してなされた空前絶後の「告白」である。この勇気ある「告白」が神の憐れみによって為され、現代の我々すべての人々に向けて発せられた神の警鐘として注目しなければならない。フランク・ログズドン博士のこの「告白」がなければ、この告発記事も存在し得なかった。

NASB聖書翻訳事業の主宰者である、ロックマン財団The Lockman Foundation1942年創設)の創立者F・デューイ・ロックマンF. Dewey Lockman1942-1974)への書状には、ログズドン博士がこの間違った聖書翻訳事業の結論としての訴えがこう綴られている。

E「我々はナイーブ(騙されやすく)であってはならない。

これらすべて(NASB聖書翻訳事業)において、サタンの欺きの働きがあったと考えるべきだ」

しかしログズドン博士の訴えにも拘らず、ロックマンは本質的な主張を全く変えることなく、財団の資力を背景にNASB聖書をテキストとした翻訳事業にその後も邁進し、全世界のキリスト教界にこの翻訳聖書を蔓延させて行くのである。つまり、この翻訳事業は創始者のウエストコットとホート等や、継承者のロックマンとその同調者等、ロックマン財団の手によって意図的に周到に正当化しようと巧まれたものであることが明白である。彼らは疑惑の原典を計画的に理論武装した上に、密かに「底本」として導入を図り、伝統的な従来の神の言葉である権威的な「聖書」を毀損しキリスト教の弱体化を図ろうと意図した極めて狡猾な悪意を抱いて計画的に遂行してきた「確信犯的な翻訳事業」であることが見て取れるのである。

ロックマン財団はそれ以降も「聖書翻訳事業の助成」と称して財政的援助を盾に、NASBをサンプル・テキストとして強要し「誤った聖書翻訳事業」を意図的・高圧的に、ある時には強引に干渉し、係争に持ち込み、また或る時は、詭弁を駆使して神学的、学問的背景から懐柔を試み、神学校では歪曲指導の育成に腐心し「錯誤の翻訳聖書」を今日まで蔓延させてきたのである。呪われた翻訳聖書を用いることによって信徒の信仰を弱体化させ、その結果、現在もなを、無数の信徒らを奈落の底へ落とし入れようとしているのである。