5日目6/16(木):荒野を出るための準備(申命記)


荒野を出るためにどのような準備が必要なのでしょうか?

ある人が、「大学に入るための準備といえばそのほとんどは受験勉強だが準備はそれだけではない」と語っていました。

彼いわく、「宗教の勧誘に気をつけること。マルチ商法にひっかからないこと。異性に惑わされて勉学が妨げられないようにすること。」などについてです。

確かに、いきなり大学に入ったものの、それまでの受験勉強の圧迫のたがが外れて、おかしくなってしまう人が大勢います。未知の世界に入っていくために、自分を待ち受けているものが何かを聞かされ、そのために心の態度が正されている必要があります。

それは、イスラエルの民も同様でした。彼らは教えや戒めを聞かされてはいましたが、約束の地に入る前にもう一度確認される必要がありました。それが申命記の記述です。

事実、「申命」の意味は「繰り返して命じる」という意味なのです。


荒野を出た生活が必ずしも安楽ではありません。その準備ができていない人にとっては、かろうじてでも生きていける荒野のほうがましなのです。待ち受けているものが何かについては明日の「荒野以後の生活」で解説します。


繰り返して語られた数多くの言葉の中で、もっとも重要な言葉は申命記6章4節〜6節の言葉でしょう。

申命記6:4 聞きなさい。イスラエル。主は私たちの神。主はただひとりである。 6:5 心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして、あなたの神、主を愛しなさい。 6:6 私がきょう、あなたに命じるこれらのことばを、あなたの心に刻みなさい。


この言葉はイエス様も、「たいせつな第一の戒め」として、もっとも重要な言葉として繰り返しております。(マタイ22:37-38)


結婚の契約

神とイスラエルの民との関係は結婚関係です。シナイ山で律法が与えられたのは婚約式といえます。この律法が与えられた日は50日目のペンテコステの日でした。(さらに詳しい解説


デボーション

1) 思いを新しくしましょう。(エペソ4:22-24)(コロサイ3:9-10)

2) エペソ4:22−32の言葉を朗読しましょう。

3) 花婿なるイエス様をしたい求めましょう。はじめの愛に立ち返るときです。