テーマ:ライフプレイスミニストリー
期間:2022年10月16日(日)〜23日(土)
1日目:(日曜日)(配信は土曜日) どうしてSCGの伝道活動はLPMにシフトするのか
(1)どうしてSCGの伝道活動はLPMにシフトするのか
伝道方法として、大きく分けて2つの方法があり、もちろんその中間の方法は無数にあります。
一つは直接福音を語る方法で、もう一つは宗教色を出さない方法です。
(a) 従来の方法がうまくいっていない。
日本は世界で最も宣教が難しい国なので、どのような方策をとってもなかなか結果が出ないので、どちらが良いかと言う比較は難しいです。
しかし、確かに言えることは日本の教会数もクリスチャン人口も減少傾向にあり、約一割の教会が限界集落のような状態で、十年後には消滅しているか機能していないと言われています。
つまり、現状打破の方法としては同じことをしていては未来がないということです。
(b) 救われ教会に繋がる人は、その人の心が取り扱われた人のみであるとう現実
私たちは、何かを行うときに、もちろん、神の御心を求めることは大切ですが、多くの部分は私たちにゆだねられているのですから、過去のデーターを分析する必要があります。
そうするときに気が付くことは「お代は見てのお帰りだ」的に、その人が救われたのは聖書がどう罪の赦しがどうこうということではなく、自分の人生に変化や解決の兆しが見たということです。
従来の伝道方法は、できるだけ多くの人に福音を聞かせてその反応を待つというものでした。それなりに救われる人はいましたが、教会に来る人はごくわずかで、教会につながる人はほとんどいないというのが現状です。
それで、教会につながった人、特に全く知り合いがいないのにつながった人はどのような人なのかを分析した結果、ほぼ間違いなく、教会のメンバーと信頼関係を築き上げ、心の問題を取り扱う機会を持った人たちです。
(c) 失われたとしてもそれに気が付かないという現実
多くの人は宗教アレルギーだったり警戒しているので、もし、宗教が前面に出ていると、その人と関わるチャンスすら失われてしまう可能性があるのです。しかも困ったことに、失われたものに気が付くことはできないのです。
(d) 広く浅く
ですから、私たちがすべきことは、広く人と関わり、福音に関しては浅く(というか、最初はほとんど出さずに)することが望ましいです。誰にも躓きを与えず、広く私たちを知っていただく機会を持っていただくためです。
(e) 広く浅くで、どのようにして福音を伝えるのか
これには2つの道筋があります。一つは、関りの中で作られた関係を通じて、相手の状態に応じて伝えることができます。これについては、(e)の項目で解説いたします。
もう一つはYouTubeなどSNSを通じてです。これの良い点は、誰にも押し付けず見たい人だけが見れますし、いくらでも深く見ることができるのです。特にYouTubeは「私はYouTubeやってます」と言うとアクセス率はかなり高いです。
(f) 教会の良さをまず味わう
スーパーキッズを通じて救われ、教会に集い始めた人は何人かいますが、彼らの特徴は、まず、教会の良さを味わったということです。私たちが持っているものは一見日本の文化になじめないかもしれませんが、とても良いものです。
それなのに、最初のハードルを高くしてしまって、教会に触れることがなかったとしたらそれはもったいないことなのです。
デボーションのテーマ
現在のSCGのやり方、あるいはビジョンを理解して、自分に何ができるかを主に求めましょう。
周りにいる人たちと関わることができるように祈りましょう。