「霊的世界と物質世界をつなぐもの(2)」(12/06/11)

前回の続き

同様に神も人間を必要としております。

創世記において神が人を創造したときに最初に打ち立てられた法則は、人間にこの世界を治めさせるということです。

アダムは神の「代理人」としてこの世界を治めていたのです。

またアダムは天(神)と地をつなぐ「仲介者」でもありました。


そして人の決断と営みを尊重することを決めました。

アダムに与えられていた仕事は動物に名前をつけることです。名前をつける権威を持っているのはその対象を治めているものだけの特権です。

ですから「人が、生き物につける名は、みな、それが、その名となった(創世記2:19)」のです。

残念ながらアダムはこの「仲介者」としての役割に失敗してしまいました。

その時に神は、「じゃあ俺がサタンを追い出そう」とは言われませんでした。この地上の行く末を人の決断にゆだねたのですから、神が神であるという理由だけでは介入することができなかったのです。

「神の賜物と召命とは変わることがありません。(ローマ11:29)」と書いているとおりです。

すなわち、この地上の支配権はサタンが持っていたということです。その証拠にサタンがイエスを誘惑したときに「この地上の一切は私に任されている(ルカ4:5-7)」といいましたがイエスはそれを否定しませんでした。


では神はどうされたのでしょうか。

人でなければ仲介者となれないという法則を打ち立てたゆえに、神はご自身をへりくだらせ、神を人として遣わしたのです。それがイエスキリストです。神が神のままでは地上に介入できなかった故に、神が人としてやってこられたのです。

彼はご自身を十字架の上で罪のあがないの犠牲としてささげられ、御業を完成されました。

すなわち、この地の支配権を取り戻されたということです。

その方がこう宣言されました。

「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。(マタイ28:18)」

「父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。(ヨハネ20:21)」

ですから、私たちに与えられた働きとは、アダムがなしえなかったこの地上のあらゆる分野を神の支配に治めていくということです。