安息日についての考え方@初級編  (22/05/26)

旧約の律法では安息日が規定されております。(※1 現在的な考え方では)ユダヤ教では土曜日だと理解しており、セブンスディアドベンチストなどのキリスト教の一派もその考えに倣っております。

※1)わざわざ「現在的な考え方では」と注釈をつけている理由についてはAの上級編で解説いたします。いずれにしても@の初級編においては現在的な考え方に基づいて書かせていただきます。

元々初期のキリスト教会はユダヤ教の伝統に基づいて(※1)土曜日を安息日としていました。
なぜなら、彼らにとってキリストを信じることはユダヤ教の一派である「ナザレ派」として信仰を持つという認識だったからです。
キリスト教では安息日は日曜日だとしている理由はキリストがよみがえったのが日曜日だとされているからですが実際にはいくつかの大人の事情(※2)があったようです。

(※2) 日曜日が安息日とされたのはキリスト教がローマ帝国の国教になってからでした。その理由は日曜日は太陽神(ミトラ)を礼拝する日だったので、土着の宗教を信じている人たちをキリスト教に誘導するのに好都合だと考えたからです。

とはいえ、日曜日は集まる曜日としては最適です。多くの人にとって休日だからです。


中級に続く