日本のクリスチャン人口は6%かそれとも0.5%か?
熱心で厳しい信仰の罠
日本のクリスチャン人口は0.5%だという話を聞いたことがあると思います。おそらく、一般的に1%と言われているがそれらはエホバの証人、カトリック、モルモンも含めての数なので、ざっくり半分に見積もって0.5%としたのでしょう。
確かに、実感として0.5%という数字は妥当だと思います。 ある人はさらに厳しい目で見て礼拝出席者の数で考えようとします。そうすると、私の試算では札幌で毎週定期的に教会に通っているひとの数は5000人ほどだと思われるので、その場合札幌のクリスチャン人口は0.25%となります。
ところが、別の調査結果もあります。
2006年に発表されたアメリカの有名な調査が会社のギャラップによりますと日本のクリスチャン人口は6%だというのです。(クリスチャントゥデイの記事のリンク)(text)
このニュースは当時センセーショナルでした。
クリスチャンが増えたんだという喜びの為ではありません。なんていい加減な調査なんだという批判的な声でした。
あるアメリカ人宣教師はそれまで受け取っていたサポートを中止されました。もう十分宣教の成果が出ているのだから戻ってきなさい。というわけです。
話題にはなったし、少し励まされた半面、全体的には、この調査結果は不正確だという判断が下されましたし、それはあれから16年たった今もその評価は変わりません。というか話題にもなっておらず、忘れられていると思います。
この調査を不正確だと判断するのは簡単ですが、しかし、この調査の中にもいくつかのヒントが隠されていることを知る必要があります。
実際、私たちは、日本でキリスト教が非常に評判が良いのを知っています。
そして、その数字の根拠は知りませんが、さらにその以前に日本で行われたアンケート調査結果によりますと、「あなたが一つだけ宗教を選ぶとしたらあなたは何を選びますか?」という調査では第一位がキリスト教だったそうです。
その質問の内容が正確にはわかりませんし、おそらく「世間のしがらみ無しに」という前提があったと思いますが、この調査結果が本当であるなら、潜在的なキリスト教人口は6%以上いたとしてもおかしくないと思います。
路傍伝道したことがある人はわかると思いますが、少し分かち合って脈がない人は1時間話しても救いに導くことはかなり不可能ですし、心がオープンな人であれば「信仰告白」まで導くことはさほど難しくはありません。そしてそのキリスト教に対して心がオープンな人の割合は6%ぐらいではないかと言うのが私の実感です。
ですから宣教の切り口を変える時に、もしかしたら、驚くほどの収穫を得ることができるようになる可能性があるのです。
その変えるべき切り口の一つは、ライフ・プレイス・ミニストリーではないでしょうか?