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洗礼とは父、子、聖霊の交わりの中に加わること (25/05/19)


マタイの福音書28章19節に「父、子、聖霊の名において洗礼をさずけなさい。」という言葉があります。

英語の主要な翻訳でも同様ですが、そんな中、English Revised VersionとLiteral Standard Version, American Standard Versionでは「〜の名によって」の部分が「〜の名の中に入る」「into the Name」となっております。

これはギリシャ語の原語がそうなっているからです。

原語で見ていきますと、「〜において」に相当する部分は「アイス」です。

? 1519. eis (アイス) 1774? 英語の意味 to or into 日本語の意味 (〜へ、 〜の中へ)


「〜において」の部分は、古い新改訳聖書では「〜によって」 ですので、2017年版として翻訳を一新する際に、手直しがされていることが分かります。しかし、完全に変えることはできなかったようです。

※ 私の想像では、翻訳を担当した人は「〜の中へ」を主張したけれど、翻訳委員会に認められなかったということもあり得ると思います。

これは私の妄想に過ぎませんが、あながち間違っていないかもしれません。というのも「救いはキリストの信仰を受け取ることにある」という記事にあるように(ローマ3:22)の翻訳が委員会に認められなかったという出来事があったからです。

この「アイス」は1774回聖書に登場しますが、〜によって、あるいは〜においてと訳されることはほとんどありません。

つまり、この個所においても「〜において」と訳することは不自然なのです。


翻訳する人はその事について気が付いていると思います。

ではどうして翻訳を変えることができなかったのでしょうか?

それは、正確さよりも、伝統を重んじたからでしょう。