1日目:まだ終わりではない
終末が近づいている気配がしておりますが、だからといってまだ終わりではありません。
これまでにも「レフトビハインドクリスチャンへの警鐘」(要ログイン)
などといった記事の中で、再臨が近いと言う事には問題点があることを指摘してきました。
だからといって2014年に携挙があると予測した人を責めるつもりもありません。「預言者は解釈者ではない」
という記事にあるように、解釈が正確ではなかったからといって、預言を聞き間違えたは限らないからです。
しかし、その問題とは別に、私自身は一般的に言われているように「今年がヨベルの年である」とは信じていません。
そのようなわけで、当然2014年秋〜2016年秋の間にあると極一部の人が語っているような携挙もあるとは思っていません。
2015年秋「ヨベルの年説」を採用するときに、ある人は「患難前携挙説」を自動的に採用してしまう傾向があるようです。すなわち、この秋に携挙があり、その後7年間の患難に入るという考え方です。
キリストの再臨はヨベルの年になされるべきなので、それが49年後とは考えにくいので今がそのときであると考えるのです。
その説を後押ししているのは、この世の中がどんどん悪い方向に傾いていっていることです。 たしかに「2015年秋の金融危機への備え」 という記事に見られるように、通貨危機をきっかけにさまざまなことが起こるでしょう。
さらに、「ドルの廃止」や「アメロ(北アメリカ連合通貨)の発行」が起こったり、その他の通貨統合などのさまざまな事柄が起こることはありえます。それは世界の経済が歴史上無かったほどに大混乱する可能性があることを意味します。
しかし、患難前携挙説を都合よく理解したとしたら「自分は携挙されるのだから大丈夫だ、患難には会わない」という現実逃避になってしまう可能性もあるのです。
終わりは近いですが、まだ終わりではありません。そしてやるべきことがたくさんあります。私達は勇み足にならず、また遅れをとることなく主の歩調に合わせて歩んでいく必要があるのです。
それゆえ、心を整えて主の御業に励みましょう。
デボーション
1) 今がどのようなときかを知る知恵を神に求めましょう。
2) 霊的にも、生活の上でも身辺整理について考えて見ましょう。