5日目:韓国消滅
韓国が消滅すると聞かされてもそれが現実のものとは感じられないかもしれません。 しかし、ここにきて現実味を帯びております。
問題は、消滅しても、消滅したことに気が付かない可能性があるからです。 というのも、韓国の消滅は、北朝鮮との「統一朝鮮」という形で成されるからです。
※ 気が付かない出来事と言えば、1997年の「IMFによる韓国救済」です。この時、韓国は破産しました。しかし、IMFが入ったので、国民にとっては単に生活が苦しくなったという実感しかないかもしれませんが、実質国家破産でした。
なんだ、「統一朝鮮」なら良いことだ。それだったら北朝鮮も消滅するじゃないかと思われるかもしれません。
しかし、勘違いしてはなりません。
多くの人は朝鮮統一のモデルケースとして、東西ドイツの統一を思い浮かべることでしょう。
経済力でXX倍まさる西ドイツが、落ちぶれた東ドイツを引き取るという形でなされた、統一です。
東西ドイツが1990年に再統一された際、旧東ドイツの1人当たり国内総生産(GDP)は西ドイツの3分の1から半分程度で、人口は4分の1ほどであった。
2013年の韓国の1人当たりGDPは2万3838ドルで、北は854ドルと約28倍の格差
これを見ていると統一とは、経済力に勝るほうが劣るほうを飲み込む、あるいは自由主義民主主義陣営が共産主義を飲み込むものである。とおもわれることでしょう。
しかし、いくつもの意味で、今回のケースはまったく異なります。
一つは、先ほど言った現職を含めて、韓国の歴代大統領が「韓国が北朝鮮に飲まれて消滅することを願っている」からです。
参考記事:「韓国が消滅することを願っている文在寅大統領」
ドイツのケースでは、西ドイツには共産主義の力は及んでおらず、西ドイツの首相も東ドイツの工作員ではありませんでした。
韓国の世界における優位性はなくなっている
数十年前に比べて電子工業製品の分野において韓国の国際的な影響力が増していることを私たちは見ています。それゆえ、世界は韓国を必要としていると思われるかもしれませんが、そうではありません。
中国が伸びてきたことによって、すでに工業生産国としての韓国の優位性と役割はなくなったからです。
また、サムスンなどの国際企業はいつでも韓国を見捨てて海外に拠点を設ける準備ができております。
サプライチェーンから外される
韓国の電子工業化を促し経済を成長させた大きな立役者はアメリカです。
それは、北朝鮮や中国に対する防波堤として韓国が重要な戦略的地位にあり、それを建て上げる必要があったからです。
しかし、韓国が敵国側のグループに属するとなると話は別です。
部品調達、などの優遇もなくなります。北朝鮮に吸収されることが今までと全く異なる環境におかれることであると韓国は思っているかもしれませんが、それは大間違いです。
韓国の優位性が今日なくなりつつあることは今日、中国に対して香港の優位性がなくなったことにも似ています。 香港が中国に返還された当時は、香港は小国ながら、その経済力は中国の20倍だといわれておりました。
だから、1国2制度ということで香港を優遇していたのです。
しかし、あれから20年以上がたち、中国が経済力をつけてきたために香港の優位性がなくなりました。 もはや、香港を優遇する必要がなくなったことが、現在起こっている香港のデモの問題なのです。
もう一つの理由は、北朝鮮は一般に考えられているほどには絶望的な貧乏国ではないことです。
もちろん経済制裁によって今日大多数の国民は飢えで苦しんでいます。
しかしこの国には多くの鉱物資源、特にレアメタルなどがあります。 経済制裁によって、大ぴらに海外に輸出することはできませんが、いったん国が開かれたら、多くの富をもたらすことでしょう。
また、 インフラが整っていないので、それに対する世界各国の投資もなされ、驚くほど短期間で現在の韓国並みの水準まで経済成長を遂げることでしょう。
それは、現在ベトナムやパプアニューギニアが爆発的に経済成長をしているのを見るなら容易に想像がつくことでしょう。
ある意味、世界に残された最後の投資フロンテラなのです。
アメリカは朝鮮半島を手放そうとしている
アメリカは軍事費の負担を減らすために、朝鮮半島から軍隊を撤退させることを検討しております。
今回の韓国によるGSOMIAの破棄は、その流れを促進させることでしょう。
中国がそれを望んでいる。
これこそ、韓国消滅が現実味を増させる大きな要素ではないでしょうか?
今日、アメリカと中国は静かな戦争をしています。ファーウェの販売をアメリカが禁じたことはその表れにすぎません。
5G(次世代の移動通信)の覇権を狙って、アメリカと中国が激突しており、それは単に「経済戦争」という言葉では図ることができない規模のものです。
その中で韓国がアメリカ側につくのをやめるとなると、その結果何が起こるのか目に見えるようです。
韓国はすでにコミンテルンの手に落ちている
文在寅大統領があれほど世界から嫌われ、国民からも嫌われていながらも、強気でいる理由は、もうすでに中国の属国であり、中国から支援を受けており、今後も支援される見込みを持っているからでしょう。
これによって、百数十年来のコミンテルンの謀略が完成するのです。
南北統一を楽観視してはいけない
クリスチャンの中には、南北朝鮮の統一を願い祈っている人もいると思います。
分断され離れ離れになった民族が一つになることは良いことに見えますが、それによって失うもの、その代価がどれほどの物かを考えてみる必要があります。
「問題だけでなく、その後についても祈るべきである」という記事も参考になることでしょう。
核弾頭数十発を持つ人口7千万人以上の国家の誕生
かくして日本は隣に世界でもっとも日本を憎んでいる人口7千万人の国家を持つことになるのです。