父の時代2 (第三の層を知る) 2012/09/15
2009年に「父の時代」について(聖霊、子、父という時代区分)という教えの中で解説しました。
これは重要な啓示で、これまでにも幾つかの記事で引用されておりますので、加筆して説明していきたいと思います。
それは、これまでとは異なったまったく新しい世界観を持つべき時代です。
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@ 霊的世界 @
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@ 中間層(MPM) @
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@ 実際の世界 @
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それは「第三の層」の存在を知ることであり、それは「霊的世界」と「実際の世界」の中間に位置するものです。
解説記事:第三の層である中間層(12/09/15)
しかし、霊的世界に目が開かれたクリスチャンであっても、霊的世界が直接実際の世界に影響を与えると考えてしまいがちです。
もちろんそういった側面がありますが、敵がこの社会を悪い方向に向かわせるためにどのような戦略を持っているのかを知らなければ、社会情勢や歴史に対する検証も表面的なものになってしまうのです。
表面的な歴史しか知らないのであるなら、これから向かっていく社会情勢に対する分析や備えもできないということです。
クリスチャンは終末に対する備えとして「黙示録」という最高の書を受け取っておりながら、そこから霊的な部分しか受け取れないのはもったいない話です。
したがって、第三の層について知らないことは、霊的な見分けの能力も知識も何もない状態で霊的戦いに出て行くのに匹敵するほどおろかなことなのです。
第三の層(中間層)を知ることの必要性
「中間層の存在」を知る人は、そうでない人よりもはるかに豊かな視点で物事を見分けることが可能になります。それはまるで「第二の層」の存在を知るクリスチャンが、一般の人よりも、カウンセリングなどにおいてより有利な洞察力を持っているのと同じ理屈です。
クリスチャンとして霊的世界を理解しないで霊的戦いやとりなしをすることがどれだけ不利かは想像に難くないと思います。実際的に今日、「父の時代」において「第三の層」を理解しなければ、とりなしや霊的戦いなどの使徒的ミニストリーに対して必要な洞察力を得ることができないのです。
そうでなければ「現代起こっている出来事を霊的に解釈しようとしたときに」短絡的、表面的な解釈をしてしまうことになりかねません。
たとえば、それは「9・11の出来事はイスラムの霊がキリスト教文明を攻撃した」という解釈であったり、
「日本がなかなかリバイバルされない理由」について考えるにあたって「太平洋戦争の罪をまだ、完全に悔い改めていないからだ。アジアに出て行ってもっと徹底的に悔い改め和解のミニストリーをするべきだ。」などというような短絡的な考え方が起こってしまうのです。
本当の歴史はどのようなものであったのか、お金とはいったい何なのか?を知ることなしに今日の時代の流れを解釈することは不可能なことです。
むしろ、、これまで使徒抜きで福音宣教が(とりあえずは)遜色なく行うことができた理由のひとつは教会がMPMに入っていっていなかったことにあるでしょう。
参考記事:「使徒と神のエクレシア」
使徒など必要ないと考える人がいます。それ抜きでもこれまでも教会はうまくやってこれたというのが理由なのでしょう。
確かに、同じレベルのミニストリーであるならなくても大きな損失には見えないかもしれません。しかし、使徒が立ち上がり、教会がMPMに入っていくなら単に効果的な伝道が可能になるだけでなく、世のさまざまな動きについても洞察力が与えられ、教えの風に吹きまわされることもないのです。