五役者の学び (07)
7日目 使徒
今は終末の時代だといわれています。社会の現状がめまぐるしく変化しているにもかかわらず、教会の意識と戦略が20世紀とほとんど変化していないことには驚かされます。
使徒という存在が重要だと言われだして久しいですが、いまだにキリスト教界全体には浸透しておりません。一番受け入れやすそうなカリスマ・ペンテコステ信仰の教会であってもそれほど多くはありません。
しかし21世紀に与えられているこれらの4つの戦略をなしていくのに使徒という存在は重要です。これらのテーマは大きいものなので今回は概略のみとして別の機会に詳しく書きたいと思います。
@ チームミニストリー
A 聖徒運動
B マーケット・プレイス・ミニストリー(以下MPM)
C 第三の層に対するとりなしの祈り
小さい教会において、牧師が一人ですべての働きをこなしていくことがよく見られます。フルタイム奉仕者として教会から給料をもらい、教会のメンバーが忙しければそうなるのは仕方が無いかもしれません。しかし、それは健全な状態ではありません。
教会開拓
教会開拓においても一人、あるいはひとつの家族をある場所にフルタイムミニストリーとして遣わすよりも、チームで遣わしたほうが効率的です。チーム全員の生活をサポートはできないでしょうから、仕事をしながらになりますが、それはMPMとしての活動を広げる機会となるでしょう。
ですから、これからの働き人を育て上げるプログラムは聖書学校に人を送ることだけでなくパートタイムで効率的に稼げる専門職を身につけさせることでもあるのです。
20年以上前から、セルチャーチ運動、信徒伝道そしてエリアハウスのように互いにミニストリーしあう聖徒運動が広がっています。これは、力強いリーダーは必要ないという意味ではありません。カリスマ的で強引なリーダーは不要かもしれませんが、それらの運動の成功の鍵は戦略の元で人々を配置させる為に戦略を立てれる使徒が存在することです。
使徒とは遣わす者であるがゆえ、その戦略と調整によって聖徒が遣わされていくのです。その機能の一つは「使徒的覆いが聖徒運動の成功の鍵」という記事にあるように扉を閉ざすことも含まれています。
MPMは「使徒と神のエクレシア」はという記事に書かれたように使徒が本領を発揮する場です。
MPMについての記事を書こうと思いながらも、多くの場合、記事を引用する際には、いまだに反面教師としての「サタン教会の手であり足であるマーケットプレイスミニストリー」という記事を用いているのは、単に私が怠けているのではなく、私が言いたいことのぴったりの模範がまだキリスト教界の中に無いのも理由でしょう。
「終末を知る為の情報と祈り」(要ログイン)に書かれたような、分野についての情報は「第三の層」の典型的なものばかりです。
この「第三の層」という用語は、これまでSIHOPでいくつかのキーワードを提唱してきましたがその中でも非常に重要なもののひとつでしょう。
この分野がこれまで一般的でなかったのは、キリスト教2000年の歴史の中でこの終末に啓示されたものだからです。
1)「使徒と神のエクレシア」を読み、自分が遣わされている場所を認識しましょう。
2) そのための戦略を立てましょう。あなたがそこに遣わされた使徒的な役割を担うのであるなら協力するブレーンを召集しましょう。
3) あるいはチームとしてミニストリーとして行うために他の人のビジョンに仕えるためにブレーンとして加わりましょう。